単なる普通の変な人

よく変と言われるけど私は普通の人です。アイコンはあずらいちさん作画。

個人的感想の話。ムンクと太宰治。

先日elveさんと遠出したんですが、そのレポはこちらを書いてから書こうと思います。

 

ある秋晴れの休日、elveさんと横チンとムンク展へ行ってきました。idコールが出来なくなっているという噂は聞いていましたが、elveさんの記事を読んで「本当だったのか!」と衝撃を受けてしまいました。elveさんの記事ではidコールをしていたのだけれど、私の所へは通知が来なかったんですよね。なので今後はidコールしても無駄って事ですね…寂しい。

 

と、ここまでは下書きで書いてあったのですが、elveさんの新しい記事からはidコールが来てたんですよ。何?!何なの?!idコール出来るの?!出来るかもしれないからidコールしておこう。id:elveid:yokobentaro(雑)。

 

elveさんのレポはこちら↓

ムンク展 - スナックelve 本店

ムンク展の公式HPはこちら↓

【公式】ムンク展ー共鳴する魂の叫び

 

25年程前に、ムンク「叫び」のビニール人形が流行ったんですよ。高さ1mを超える結構大きめのやつ。常に流行に乗って生きている兄が購入して、兄の1人暮らしのアパートに置いてたのを思い出します。エイリアンの1/10フィギュアとか色々毒々しい物が置いてあり、ブラックライトに照らされた兄の部屋は今も忘れられません。彼女が出来たら全て撤去されました。

 

閑話休題

 

毎度の事ですが私は遅刻。誠に申し訳ありません…!

 

私はムンクについては全く知識がなく、ムンク「叫び」以外にどんな作品を描いていたのかも全く知りませんでした。が、面白かった。見応えあった。

 

ムンクが子供の頃にムンクの母が結核で亡くなり、その後暫くしてムンクの姉(のうちの1人)が15歳で結核で亡くなる。ムンクはこういった経験から、「自分は常に死と共にいる」と考えていた様だ。19歳でムンクが絵画の道に進む事を決めその修行の為にパリに留学していた際(ムンク22歳)、ムンクの父が脳卒中で亡くなる。ムンクと死をより一層近付けたのではないかと推測する。

とは言え、ムンクは自殺未遂は行なっていない様だ。ムンクにとっての共にある死は恐らく、「自分の死ではなかった」のだと思う。

 

ムンクは生涯で3人の女性に好意を抱いている。最初は人妻。恋人となった2番目の女性。そしてヴァイオリニスト。人妻とヴァイオリニストについては何も経過が書かれてなかったので不明であるが、恋人関係になった女性からは結婚を迫られていたという事なので、それなりの関係だったのだと思う。しかしムンクは「芸術は孤独から生まれるもの」という信念を持っていた為(これは生涯貫かれる)結婚は断っていた様で、恋人が脅す為に持ち出した銃が暴発してムンクは左手中指を失う。

 

ムンクは油絵だけでなく、デッサンや水彩画、版画なども作成していた。そして自分が作った作品をモチーフに新たな作品を描く事が多かった。モチーフは同じだが背景が違う、色が違う等の作品が多い。その時々のムンクの心情を表しているのかもしれない。

そして、ムンクの時代にはカメラがあったので、写真を見ながらムンクは自画像をよく描いた。沢山の自画像が描かれている。

 

ムンクの描く絵は特徴があり、男性は大抵顔色が悪い。女性には赤毛が多く、女性は非常に色鮮やかに描かれている。キリスト教では忌むべき存在と言われている赤毛を多く描いたムンク。ここに彼の中の闇を感じる。ムンク自身が「生涯女性だけを描く」と言っていたらしいが、女好きという訳ではなかった様だ。住み込みの家政婦兼ヌードモデルとして雇った女性には全く手を出していない。その女性がベッドの上で泣いている絵があるが、私はあの絵を見て「きっとこの女性はムンクが好きだったんだろうな」と思った。気持ちを受け入れてもらえない辛さがその絵からは感じられた(個人的意見)。

 

ムンクは本当に生涯独身で通し、孤独の身のまま芸術作品を作り続けた。ムンクが80歳の時、世界は第二次世界大戦の真っ只中で、落ちた焼夷弾の風圧でムンクの家の窓が割れ、それが原因で気管支炎が悪化し1ヶ月後に死亡。当時の80歳って相当長生きじゃないですかね…。

 

ムンクにとって最後の作品かどうかは分かりませんが、展示会の最後に飾ってあった「ベッドとムンクと時計」(タイトル不明)を描いた作品からは凄く寂しさを感じました。孤独を貫いたムンクだけど、やはり寂しかったのではないかと思います。若い頃に一時期アルコール中毒にもなってるし(寛解した)。

 

ムンク展を見終わった後、お昼を食べようという事で駅近くに向けて歩いていた所、西洋美術館の地獄の門が目について撮影。

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elveさんと私がキャッキャと撮影していると横チンより「今日は西洋美術館の常設展が無料」との有益情報が!!早速入館!!

 

…したのは良かったのですが、私は初めて西洋美術館に入ったので侮っていて…途中で腰痛と空腹がMAXになりギブ。今度改めて西洋美術館には行きたいと思います。

 

私が腰痛と空腹でヨレヨレになっているのを見て2人は大変気遣ってくれて、即お食事処へ移動。以前にも行った事のある音音へ参りました。

音音 上野バンブーガーデン店(上野/居酒屋) - ぐるなび

音音って色々な所にお店あるんですが、どうやら店舗によってメニューが違う様です。手が込んでるなぁ。

 

お腹一杯満足!となったわたくし達はカラオケへレッツラゴー!!喉の痛みは無視!!もうストレス発散したいの!!ってんでもう有無を言わせず2人をカラオケへ連れて行く。

何も言わずに付き合ってくれてありがとう、2人共…(´;ω;`)

 

音音もカラオケも横チンが出してくれて、ありがたやありがたや…。どうやら1年以上前のオフで私が多めに払った(私は記憶無し)らしく、横チンは1年以上ずっとそれが気掛かりだったとの事。私が一体いくら払ったのかも分からないしそもそも多めに払ったかどうかも分からないので一度は断ったけれど、「じゃあ今日の3人のお昼代にしよう!」という事で合意し結局カラオケまで出してもらいました。横チン律儀!!

今回も美味しいカレーフレークをお土産にいただいた♪

 

最近人様から色々な物をいただいてばかりなので、今回は私もelveさんと横チンにお土産を持参。気が利かないので、意識しないとこういう事出来なくてね(;´д`)

 

そうそう、タイトルの件ですが、私はムンク展を見てからずっと、「ムンク太宰治似てる」と思ってます。個人的な感想なんですけどね。自己陶酔型という所が似てる気がします。もちろん色々な辛い事や大変な事はあっただろうけど、それを大声で「辛いんですよお、大変なんですよお」と周りに訴えてる気がする。

あくまで私の勝手な意見です。

 

それにしても芸術に触れるって何でも良いし楽しいし感動するよね。私も大人になったのかな?

 

あ、そうそう!どうしてキリストが処刑されたのか調べたんだ。大雑把に言うと、

1、みんながキリストの言う事を聞くので政治家達が危機を感じ処刑

2、キリストが生贄スタイルで処刑された事により、全ての人(キリスト教徒)の罪が生涯許される

って事らしいっす。あの頃は自分の罪を神々に赦して貰うために山羊とかを生贄にしていたらしいから。

 

んじゃ、ばいびー!