単なる普通の変な人

よく変と言われるけど私は普通の人です。アイコンはあずらいちさん作画。

【ネタバレあり】映画「ザ・リング」感想。

原題は「THE RING」。まんまですね。

2002年の作品。

言わずと知れた日本のホラー「リング」のハリウッドリメイクです。

この作品は映画館で観ました。

(作品内では)最初の被害者になる女子高生の死ぬ際の顔が非常に怖いと前評判が高かったので物凄く期待して観ましたが、そこしか見どころがなかったと記憶していました。

 

で、記憶が朧げなので再度観ました。

 

〈あらすじ〉

女子高生ケイティとその友人ベッカは「見たら死ぬ」と噂になっているビデオについて話していた。顔を真っ青にして「そのビデオを見た」と言うケイティ。恐怖で固まるベッカに「引っかかった!」と笑うケイティ。それは冗談で終わる筈だった。本当にケイティが死んでしまうまでは。

 

ケイティのおば(叔母か伯母か不明)でジャーナリストのレイチェルは、ケイティの母ルーシーからケイティの通夜でケイティの死因が原因不明の心臓発作であった事、発見された時のケイティの恐怖に歪んだ顔の事を知らされ、ケイティの死因についての調査を頼まれる。

 

庭に出ると、ケイティの同級生がベッカが精神病院に入院した事を話しており、そこから会話を掘り下げ「見たら死ぬと噂のビデオ」の話を聞き出す事が出来た。

 

レイチェルはケイティがそのビデオを見た山荘に行き、そのビデオを見る。意味不明な画面がつぎはぎになった様なビデオで何も意図はつかめなかったが、見終わるや否や電話が鳴り、電話に出ると「あと7日…」と女の子らしき声で告げ即電話は切れた。

噂通りである事に恐怖を感じたレイチェルは元夫のノアに相談し、協力を仰ぐ。ノアは再度じっくり分析するのでビデオをコピーして欲しいとレイチェルに頼み、レイチェルは職場の機材を借りてビデオをコピーし、家に持ち帰る。

夜中に目を覚ましたレイチェルが居間に行くと、レイチェルの幼い息子が噂のビデオを見ていた。

 

********************

 

ハリウッド版では貞子の名前がサマラという名前になっており、生い立ちも全く違います。殺されて井戸に落とされたというのは同じですがそれ以外は別物。サマラに関する謎が解けてなさ過ぎて見終わってもモヤモヤします。

 

そもそも、原作と日本版の映画自体だいぶ違う訳なんですけども、そこは置いておこう。

 

主題を今回の作品に戻して…。

 

序盤の「ケイティが死ぬまで」が長過ぎ問題(?)。ここか?!って引っ掛けが何回もあってから死ぬので序盤で既に飽きが来ます。

日本版もそうでしたがTVから貞子が出てくるまでは謎解きが主な内容でありそれはハリウッド版も変わりはないので、怖いシーンはほぼ無いです。レイチェルの幼い息子が意味深な事を言ったりしてシックス・センス風味満載なんですが、息子は謎解きに全く関わらないので意味深な事言わせる意味ある?ってなりました。子供には言わせたいのかしら、そういうのを感じ取る存在として。

 

で、かの有名な貞子登場シーンはこちらは全く怖くないです(私は)。日本版ではトラウマレベルに怖いと思いましたが、やっぱり国によって「怖いと感じる表情が違う」んだなと思いました。

 

結末は日本版と同じなのでその点は安心して見れます。

でもあれが結末だと、貞子とサマラの目的が変わってきちゃうんだよな…。

 

原作を読んだのは私が高校生の時で(全く世に知られてない頃)、怖すぎて夜中にトイレ行けないとか暗い廊下を歩けないとか本当に何をしてても怖かったんですが、映像化されたらその怖さは無くなりました。貞子が怖いだけ。

 

周りにめっちゃ勧めたのに誰も読まなかったんだよなー!!!(恨み節

稲中卓球部もそうだったなー!!!(恨み節

 

もう一度原作を読み返したいと思ったのでした。