単なる普通の変な人

よく変と言われるけど私は普通の人です。アイコンはあずらいちさん作画。

シルク・ド・ソレイユのダイハツ「キュリオス 」を観に行ってきた!

先日、不機嫌な私の機嫌を取ろうとしたのか何なのか、急にルイが「シルク・ド・ソレイユ観に行く?」と聞いてきました。

私はシルク・ド・ソレイユは初体験。元々ミュージカルや舞台等は好きなので「行く」と即答。「SS席にしてね」と注文をつけ、5/1の平日昼間に観に行ってきました。

 

遠くから撮って近くで撮り忘れた外観。

f:id:mari1216:20180503153505j:image

 

座席にて飲食が可能です。

f:id:mari1216:20180503153534j:image

知らない人が写り込んでいるのでモザイク掛けました。人が凄く多いので、誰の顔も写らない様に撮影するのは無理。私達は何も購入せず、手持ちのペットボトルのみで着席。

 

物販もあり。

f:id:mari1216:20180503153724j:image

私達は(ry

面倒臭がり(私)と手荷物大嫌い(ルイ)で出掛けると大抵何も買いません。

 

「これは撮影スポットなのでは?!」と思って撮りましたけど、普通に宣伝ですよね。まぁ良いか。

f:id:mari1216:20180503160802j:image

 

開演前から舞台の上では細かい演出が行われており、徐々に気持ちが高まります。

 

私が29歳の頃(11年位前)、当時の同僚がシルク・ド・ソレイユを観に行って散々な感想を述べていたので私の期待度はあまり高くなかったのですが、舞台を見たらそんな思いは吹っ飛びました。

いざ、開演!

 

私は何も事前に調べずに行ったのですが、舞台の上では何やら博士の様な人が研究をしている様子。舞台の後ろには時計があり、11:06からゆっくりと時間が進んでいきます。

私が舞台上の時計を見た時が11:06だったのであって、恐らくもっと前から設定されているのではないかと思います(不確か情報)。

 

舞台の上では何やらお話が進み、大道芸の中でも大技かと思われるものから始まります。

 

大道芸人からスタートしたシルク・ドゥ・ソレイユが、30年かけてサーカスを独自に進化させた究極の技の数々を披露する。

キュリオスとは - ストーリー/コンセプト | ダイハツ キュリオス 日本公演 <オフィシャルサイト>

 

なるほどなるほど、そうなんだね。

なんて納得している内に舞台上ではどんどん大技が披露されていき、それは徐々に大道芸の域を超えていきます。

 

パフォーマーの方が滑り止めを手にすりこむ度に、暗がりの中で粉が舞い立ちます。パフォーマーの方達は余裕綽々でパフォーマンスを行っている訳ではなく、その時その時に全身全霊を込めて最大限のパフォーマンスを行なっている事がこちらにも伝わってきます。私達も、固唾を飲んでそのパフォーマンスを見守る訳なのです。

 

1984年に誕生したシルク・ドゥ・ソレイユ。『キュリオス』はその創設30周年を記念して制作された特別な作品です。

キュリオスとは - ストーリー/コンセプト | ダイハツ キュリオス 日本公演 <オフィシャルサイト>

 

「特別な作品」という表現が正にピッタリきます。パフォーマーの方々の緊張した表情、息遣い、そういったものがリアルに伝わってきます。前半60分の上演時間が終わり休憩に入った時には、2人共頭がパンパンでした。凄く緊張して、脳が膨張した感じ。頭が痛い。

 

後半は更に難易度の高い大技が次々に繰り出され、観客からは歓声やざわめき、どよめきや驚きの声が思わず出てしまいます。

 

後半は50分。

舞台の上の時計が11:12を刻み、上演は終了しました。

 

欧米では、11時11分になると「Make a wish!」とツイートしてお願いごとをする人が多いという。1が並ぶ「11:11」という時間は偶然が重なり合うような幸運な時間といわれている。『キュリオス』は、舞台後方の壁にかかっている時計が11:11の時を刻むところからスタートし、11:12になる頃には現実に帰るという設定になっている。

キュリオスとは - ストーリー/コンセプト | ダイハツ キュリオス 日本公演 <オフィシャルサイト>

 

あっという間の(約)2時間でした。夢を見ていたみたいに楽しい時間でした。メインの大技の間も舞台端では細かい演出がされており、舞台装置を片付ける間も他の演出を行う事で時間を空けない。現実に戻るのは休憩の間だけ。本当に本当に面白かった。

 

大技が次々と繰り出される合間には、息抜きの様にちょっとしたコメディが入るのですが、これが程良く脳を休めてくれて良い。息を飲む事もなく安心して笑えます。観客席から1人を舞台上にあげたり、観客席の人の頭(顔)を利用したり、私は笑いっぱなしでした。

ああいった息抜き時間がなかったら、私達が2時間持たないと思う緊張し過ぎて。

 

私達の後ろの席はどうやら親子連れ(父子)だった様なのですが、大技の度にお父さんが「え?え?マジ?やるの?!」とか、「うおー!スゲー!!」とか歓声をあげまくってるのに対して、子供は「あんなの無理に決まってんじゃん」「タネあるでしょ」と終始塩対応だったのが微笑ましかったです。

子供にはタネありの手品なのか人力のものなのかは分からないもんね。タネがないって知ってるからこそ楽しめるって事があるんだなぁと気付きました。

 

観客席は意外に大人が多かったです。子供連れは想像より少なかった。

 

世界観もしっかり作り込まれているので、ディズニーシーが好きな人なら相当好きじゃないかな。「海底2万マイル」が好きな人は大好きだと思う。

 

終わった後は拍手のし過ぎて腕も掌も凄く痛かったけれど、もっともっと拍手をしたかった!