単なる普通の変な人

よく変と言われるけど私は普通の人です。アイコンはあずらいちさん作画。

そこに「穴」があるから…という頭おかしいホラー映画「デッドガール」感想。

2008年製作のアメリカ映画。

原題は邦題と同じ「Dead girl」。

デッドガール (字幕版)

デッドガール (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

これね、頭おかしい映画です。

人によっては耐えられない程の嫌悪感を抱くかもしれないので、読み進めるのは自己責任でお願いします。

 

Amazon primeでホラー映画を漁っていたら見つけました。Amazon primeのあらすじを読んだだけで観ようと思ったので、まさかこんな内容だったとは…。

 

《あらすじ》

主人公リッキーは冴えない高校生。初恋の相手ジョアンの事が今でも好きで、高校ではただ遠くからジョアンを眺める毎日。

ある日、幼馴染みのJTに誘われて授業をサボって廃病院に忍び込み、2人は酒を飲み大騒ぎをしながら廃病院を探索。すると閉ざされた地下の扉がある事に気付く。

怖がるリッキーとは反対に面白がるJTJTに半ば強要される形でリッキーとJTがその扉を開けると、中には両手両足を鎖で繋がれ、ビニールをかけられた全裸の女性がいた。

「警察に通報しないと」と言うリッキーに対し、JTは「意外に綺麗な女じゃん」と言うのだった。

 

以下、ネタバレ前提での感想です。

結論から言うと、この鎖で繋がれた女性はゾンビなんです。でも身体は崩れる事なく人間の形を保っており、汚いだけで、暴れるでもなく呻くのみ。

女性を見付けた時にリッキーは恐れ慄き1人で帰宅してしまうのですが、JTはそのままそこに残ります。次の日リッキーが気になって再びそこに行くとJTは一晩中そこにいた様で、女性はめちゃくちゃに殴ろうと銃で打とうと死なないんだとリッキーに告げます。

 

JTの目がやべぇ。

 

女性がゾンビであるとは明確にされないまま話は進み、その間にJTやその友人のウィーラーはその女性を犯しまくります。「好きな時にヤレる俺達の人形」と認定。

リッキーは頑なにその女性には触れず(まだゾンビだと気付いていないのか?)逃してあげようとさえするのですが、失敗します。

そして延々犯される全裸の女性。

女性はリッキーに対して辛そうな表情を向けますが言葉は発せず、何も出来ないリッキー。

 

その内、リッキーはあまりにしつこくジョアンを見ていた為にジョアンの彼氏ジョニーにボコられるのですが、一緒にボコられたウィーラーが地下の女性の事を話してしまいます。本当だと証明する為にリッキーとウィーラーはジョニーとその友人を地下へ案内します。JT(常に地下にいる。学校にも行ってない)に促されるままに欲情して女性を犯そうとするジョニー友人。ジョニーはジョアンがいるからと一度は断るのですが、「口なら良いだろ」というJTの言葉に負けてしまい、女性の口に自分のイチモツを入れます…が、女性にイチモツを噛まれ悶絶。「Fu×× you!」と怒り狂いながら友人に連れられて地下を後にします。

次の日、教室には顔色が悪く調子の悪そうなジョニー。授業途中にトイレに行くが、便座に座った途端肛門より出血&内臓が飛び出てジョニーは倒れてしまいます。

 

女性が噛みつくと死なない人形が作れると考えたJTとウィーラーは、第二のダッチワイ◯を探しに行きます。そこへ、ジョニーに何をしたのかと怒り狂ったジョアンが来ます。JTとウィーラーはジョアンを拉致します。

 

この映画は最初から最後までリッキーだけ繋がれた女性に乱暴をはたらかないんですよ。だから女性も辛そうな表情でリッキーに訴えるんです。ゾンビに感情があるって、新しい設定ですよね(たまにそういうのあるけど、大体家族愛とかがベース)。

で、最後は女性は鎖から放たれて、その場にいたリッキーとジョアン以外(JTとウィーラー)に襲い掛かった後に逃げます。リッキーを襲わない辺り、やはり感情があるんだなと思いました。

ゾンビに噛まれたらゾンビになるけど、粘膜接触ではゾンビにならないんですね。って事はウィルス性ゾンビではない事が分かりますね(どうでも良い)。

 

ゾンビ女性が逃げて一安心かと思いきや、JTジョアンをナイフで刺し、「ジョアンをゾンビにすればジョアンは死ななくて済むんだぞ。そして一生、お前の人形として生きてくれる」とリッキーに言います。

悩むリッキー。悲しむリッキー。

 

ま、結局ジョアンをゾンビにしちゃうんですけどね。エンディングは爽やかリッキーの笑顔で終わりますよw

 

とにかくこの映画は若者の性欲が異常。

レビューでもよく指摘されてるんですけど、女性はまず見た目汚いんですよ。で、銃で撃たれても死なないけど膿は溜まる訳なんですよ。でもそういうのも全無視でリッキー除く男子らはやっちゃう訳です、何度も何度も。先っぽからなんか菌入らねぇか…?(;´д`)普通の人間は避けると思います、いくら若かったって。

でもきっとこの映画は「人は自分の思う通りになる人間を見つけた時にはここまで残酷になれる」って事を描きたかったのでしょうねぇ。勝手な私の考えですけども。

 

同タイトルの別ホラー映画も観てまして、そちらもレビュー書く予定ですがこちらもそちらも「非モテ童貞が描いた作品」ってのが滲み出てます。勝手な私の考えですけども。

 

はぁ、書けて良かった。

観た直後はそうでもなかったんですが、日が経つにつれてキモさが増してきたので分散したくて書きました。

こういう発想する人、マジでヤバいわぁ(;´д`)