単なる普通の変な人

よく変と言われるけど私は普通の人です。アイコンはあずらいちさん作画。

婚活パーティーの思い出。

昨今は色々な婚活パーティーが開催されてますよね。私も昔よく参加してました。5〜6回位は参加したんじゃないかな。

 

私は前から書いてますが結婚願望が薄かったので、大抵女性参加料500円とかそういう所で参加してました。何か出逢いがあれば良いなぁ程度で、恋活の一部。そういうパーティーは男性料金もそこまで高くないので(とは言え3000円位)、男性も真剣に結婚相手を探しているというより、やはり良い出逢いがあれば良いなぁというぼんやりした期待から参加してる人が多かったです(実際に男性と話した感覚では)。

 

ある日、中学の同級生(女性)と偶然再会し、彼女から婚活パーティーに参加してみたいという要望があったので私の方で申し込んだのですが、なんと!当日会場に行ったら中止になってました!人数が集まらなかったそうで…。せめて電話してくれよ…企画会社よ…。

 

私の申し込みに不安を感じた彼女は「今度は私が申し込みするよ」と言うので、彼女に任せる事にしました。

 

前日に聞かされた婚活パーティーの参加料は5000円。いつもの10倍。事前確認は彼女からは一切無かった訳ですが、もう明日だし仕方ないと参加する事を決めました(前日キャンセルはキャンセル料がかかる)。いつもの10倍の参加料だけあって男性には参加資格が設けてあり、ハッキリ覚えてないんですけど「四大卒で年収800万円以上」とかだったと思います。しかもプチお見合い形式で、簡易的な個室内で1対1で会話をするんですが、1回の会話時間が15分位。「回転寿司」と揶揄される婚活パーティーとは全く違います。フリータイムも無し。飲み物も最初のお茶1杯のみ。そして最後は自分の希望の人の番号を書いて係の人に提出をし、カップリングになった人は女性が簡易的な個室内で待ち、そこに男性がやってきてカップル成立です。

 

幸い、私はカップルになりました。

 

「折角カップルになったのだから、この後1杯お付き合いいただけませんか?」と私から誘い、会場近くのカジュアルバーで1杯だけ一緒に飲む事に。

カウンター席で隣り合って座った私に、相手の男性は1通の手紙を渡してきました。

私「何ですか?」

相手「カップルになった人に渡そうと思って書いてきたんだ。とりあえず、まず、その手紙を読んでもらえないかな」

 

カップルになった相手に手紙でわざわざ伝える事?何だろう?全く想像つかないけどとりあえず読むか。

 

なになに?

えーと。ふんふん。ふんふん。ふんふ…んんん???

 

私「え?これって…?」

相手「そういう事なんだ。それを知った上で一緒にいてくれる人を探してるんだ。どうかな?」

 

どうかなって…。

 

手紙の内容を簡単に説明すると、

現在僕は会計士を目指して勉強しており、無職です。生活費は親から仕送りを送ってもらい、賄っています。紹介カードに書いた年収は、僕が会計士になった時に貰える事になっている年収です。次の試験では絶対に合格するので、安心してください

 

私「収入はゼロ?」

相手「今はそうだけどもうすぐ年収800万円になるよ」

 

私「その為の学校、通ってるんですか?」

相手「独学だよ」

 

私「過去に何回試験受けてますか?」

相手「5回受けてるよ」

 

私「試験に合格したとしても、会計士として働く為には就活しないといけないですよね?そんなすぐに年収800万円には達しないと思うんですが」

相手「合格したら雇っても良いって言ってくれている親の知り合いがいるんだ。コネだからすぐに給料上がるよ」

 

私、ドン引き。

コネで入った事自慢する最低な人、意外に世の中多いなー!!

 

私「親の知り合いって事は、地元に帰るんですか?」

相手「そうなるね。その時はついてきて欲しいなぁ」

 

私の頭の中にはもう、「早く帰りたい」しか思い浮かびませんでした。

連絡先は既に交換してしまっていたけれどとにかく早々に解散すべく、私は「じゃあ、もう帰って勉強した方が良いですよね。試験に合格しない事には私達の関係も進みませんし、合格したら連絡ください」(最低な言い回し)と言い、相手とはその場で解散しました。

 

私にとって5000円は大金!それを支払って無職をつかまされたんじゃたまったもんじゃないよ!即企画会社にクレーム電話入れました「せめて保険証位確認しろ!」と。社保かどうかすぐに分かりますもんね。次のパーティーは無料で参加出来る様にお手配しますと言われたけど、二度と行くか!と思い断りました。

 

そしてお相手の彼は、予想通り試験は不合格だったそうです。婚活パーティー参加より先に合格しろ!!!