単なる普通の変な人

よく変と言われるけど私は普通の人です。アイコンはあずらいちさん作画。

ブロガーバトンをいただきました。

elveさんから生まれて初めてブロガーバトンなるものをいただきました。

ブロガーバトンなるものをいただく - スナックelve 本店

 

elveさんはバトンの回し先を何故か阿豆らいちさんに指定されていましたw

ブロガーバトン2020 - らいちのヒミツ基地

 

elveさんからのバトンは小野さんと私に回ってきまして、小野さんは既に記事を書かれてます。

ブロガーバトン2020 - おのにち

 

基本フォーマットはこれかな?

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私はスマホから更新している為、画像に色々はめ込む事が出来ずで…文字でダラダラっと書いていきます。

 

★アイコン

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阿豆らいちさんに描いていただきました。

ありがとう!

 

★名前

マリ

 

★年齢

42(今年43)

 

★ブログ歴

4年と(多分)7ヶ月

 

★2020年8月14日現在総記事数

374記事

 

★更新頻度

気分次第

 

★ブログのジャンル

雑記(開設当初の目的は元彼の悪口)

 

★ブログを始めたきっかけ

あるブロガーさんの記事で「人のブログのコメント欄で長々と自分の意見を書く位なら自分でブログを書け(意訳)」という内容を読み、その通りだなと思ったから。

 

★今後のブログの野望

細々と続けること(野望でも何でもない)

 

★ひとこと

私は好きな様に楽しくブログを書く

 

★一番古い記事

ブログ始めました。 - 単なる普通の変な人

 

★お気に入りの記事

全部(ハハハッ!

 

★バトンを回したい人

*わべさん id:punkrockers

革ジャン⇔スーツ

*きまやさん id:kimaya

きまやのきまま屋

*たなかちゃん id:onboro-glamorous

婚活おんぼろグラマラス

*ペリーナさん id:vicsam

vicsamの日記

 

皆さんに事前許可取ってませんので、面倒臭い、嫌だなぁ、などありましたらスルーしてくださいましー!

 

他にも回したい方何人かいたのですが、既にバトン受け取ってたりはてなから移行したりしてた。悲しみ(´;ω;`)

 

これからもどうぞよろしゅうに。

青い若さにホラーを足した映画「デッド・ガール」感想。

この映画は先の記事とは同タイトル別映画です。同タイトル映画ってめちゃくちゃあるんですね(原題は違うけど)。Amazon primeで観る様になって初めて知りました。日本でのタイトルは人気のある映画に便乗する場合が多いけれど、この作品の場合は何故先の記事の作品と同じタイトルにしたのか全く不明。どちらも日本では有名じゃないし…。

まぁ良いか。

 

先の記事↓

そこに「穴」があるから…という頭おかしいホラー映画「デッドガール」感想。 - 単なる普通の変な人

 

デッド・ガール(字幕版)

デッド・ガール(字幕版)

  • メディア: Prime Video
 

2015年のアメリカ映画。

原題は「SOME KIND OF HATE」。

原題の方がしっくり来ます。

この映画、確かにホラー映画なんですが、私は若者の未熟さを描きたかったのかなぁと思いました。若者だけじゃないけど…。痛いシーンや血飛沫、あとゾンビ風味の怨霊は出てきますがビックリシーンは少ないです。

 

〈あらすじ〉

主人公リンカーンは、家ではアル中の父に事あるごとに殴られ学校ではいじめに遭っている地味な高校生。自分の中に湧き上がる怒りをデスメタルを聴く事で発散させていた。

ある日、学校で昼ご飯を食べている所をいじめっ子に邪魔され、度を越したいじめに怒りが抑えられなくなったリンカーンはフォークでいじめっ子に反撃する。それが問題行動とされ、リンカーンは怪しい更生施設に送られる。

その更生施設にはリンカーンと同じ様に問題行動が原因で送られてきた若者が多数おり、怪しい代表の元で規則正しい生活を送る様に指導される。

しかしその施設の中でも力関係が発生し、再びリンカーンはウィリーという若者をリーダーとしたグループにいじめられる。毎日いじめられるリンカーンがある地下室で「みんな死んでくれ、みんないなくなれ」と念じると、何処からか女の子の声で「一緒よ」という答えが返ってきた。

次の日の朝、ウィリーの死体が発見される。カミソリで手首を切り、腕にはカミソリで「BURRY (卑怯者)」と刻まれていた。保安官が呼ばれるも自殺として処理される。

処理後、部屋を片付けていたリンカーンは壁に血文字で書かれた「あなたの為にやったのよ モイラ」という文章を見付ける。

 

以下、ネタバレ含みますので閲覧注意。

あらすじ、短い文で辻褄合わせる為にちょいちょい内容と違います。ご容赦くだされ。

 

リンカーンが地下で愚痴った時に女の子の声がしたと書きましたが、その声の主が「モイラ」で過去にこの更生施設でいじめられて自殺した女の子なんですね。

で、共感すると怨霊となって出てきて憎い奴を殺してくれます。

モイラ自身の身体を傷付けるとその傷がターゲットに反映(?)されるというシステムで、実際に手を下さずに殺していく為ビックリシーンがほぼありません。

モイラは霊なんですけど足もしっかりあるししっかり見えるので、ゾンビっぽい見た目です。瞬時に消えて現れるとかのシーンも少ないからホラー映画が苦手な人でも安心!(でもないか?)

 

実はモイラは自殺じゃなくて他殺なんですが、元々自傷癖があったモイラは自身の身体を傷付けがち(?)で、その延長で更生施設の代表やその取り巻きに面白半分で殺されてしまう訳なんです。

取り巻きの中に偶然にも先の記事のJTを演じていたノア・セガンがいたので、私は彼にヤバい奴を期待してしまいました。この映画の中ではJTとは違いました…違い過ぎて、「普通の良い人」って思いかけましたもん。モイラ殺害に関わったから良くない人なのに。

 

リンカーンに拒否されたモイラは一度消えるのに、ヒロイン役のケイトリンに引き戻されてしまって更に被害者が増える訳なんですが、リンカーンに拒否された時の言葉が「?」って感じだったのでそこを聞き取る為にもう一度観ました。字幕は「クソ野郎」っていうセンスの欠片もない様な訳だったのですが、実際には「I don't need (you) anymore!」だったので、何であんな訳にしたのか謎…。「消えてくれ!」とかじゃないのか…?それだと弱いんですかね。でも元々の台詞がそんな感じだし。

 

最終的にはモイラの殺害システム(?)を逆手に取って、リンカーンが自害する事でモイラを倒します。倒せてないけどね…って感じで終わるので、人気があったらシリーズ化予定だったのかも?

 

この映画は私はかなりサブカル色が強い印象を受けました。なのであまりホラーっぽくない。

精神を落ち着かせる為にケイトリンが手首に巻いた輪ゴムをパチンパチンと弾くシーンがあったりして(心療療法でそういうものがある)かなり細かく描いてある所があると思いきや、雑な所はめちゃくちゃ雑です。恋愛描写とかモイラの描写は雑。主人公やケイトリンの心理描写は描き方が丁寧な気がします(最後は雑だけど)。全体的に厨二っぽいかも。嫌いじゃない。

 

リンカーンが地味で陰キャなのにイケメンとか、実は怒りを発散させたらそこそこ強いとか、元チアガール(モテる)のケイトリンに無条件で好かれる所とか、自分をいじめる奴らが自分の手を汚さずに殺されていく所とか、最終的に自分を犠牲にしてモイラを倒す所とか、「非モテ監督なのかな…」って思いましたけどまぁそれは置いておこう。

 

タイトルはあれだけどまあまあ楽しめました。

そこに「穴」があるから…という頭おかしいホラー映画「デッドガール」感想。

2008年製作のアメリカ映画。

原題は邦題と同じ「Dead girl」。

デッドガール (字幕版)

デッドガール (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

これね、頭おかしい映画です。

人によっては耐えられない程の嫌悪感を抱くかもしれないので、読み進めるのは自己責任でお願いします。

 

Amazon primeでホラー映画を漁っていたら見つけました。Amazon primeのあらすじを読んだだけで観ようと思ったので、まさかこんな内容だったとは…。

 

《あらすじ》

主人公リッキーは冴えない高校生。初恋の相手ジョアンの事が今でも好きで、高校ではただ遠くからジョアンを眺める毎日。

ある日、幼馴染みのJTに誘われて授業をサボって廃病院に忍び込み、2人は酒を飲み大騒ぎをしながら廃病院を探索。すると閉ざされた地下の扉がある事に気付く。

怖がるリッキーとは反対に面白がるJTJTに半ば強要される形でリッキーとJTがその扉を開けると、中には両手両足を鎖で繋がれ、ビニールをかけられた全裸の女性がいた。

「警察に通報しないと」と言うリッキーに対し、JTは「意外に綺麗な女じゃん」と言うのだった。

 

以下、ネタバレ前提での感想です。

結論から言うと、この鎖で繋がれた女性はゾンビなんです。でも身体は崩れる事なく人間の形を保っており、汚いだけで、暴れるでもなく呻くのみ。

女性を見付けた時にリッキーは恐れ慄き1人で帰宅してしまうのですが、JTはそのままそこに残ります。次の日リッキーが気になって再びそこに行くとJTは一晩中そこにいた様で、女性はめちゃくちゃに殴ろうと銃で打とうと死なないんだとリッキーに告げます。

 

JTの目がやべぇ。

 

女性がゾンビであるとは明確にされないまま話は進み、その間にJTやその友人のウィーラーはその女性を犯しまくります。「好きな時にヤレる俺達の人形」と認定。

リッキーは頑なにその女性には触れず(まだゾンビだと気付いていないのか?)逃してあげようとさえするのですが、失敗します。

そして延々犯される全裸の女性。

女性はリッキーに対して辛そうな表情を向けますが言葉は発せず、何も出来ないリッキー。

 

その内、リッキーはあまりにしつこくジョアンを見ていた為にジョアンの彼氏ジョニーにボコられるのですが、一緒にボコられたウィーラーが地下の女性の事を話してしまいます。本当だと証明する為にリッキーとウィーラーはジョニーとその友人を地下へ案内します。JT(常に地下にいる。学校にも行ってない)に促されるままに欲情して女性を犯そうとするジョニー友人。ジョニーはジョアンがいるからと一度は断るのですが、「口なら良いだろ」というJTの言葉に負けてしまい、女性の口に自分のイチモツを入れます…が、女性にイチモツを噛まれ悶絶。「Fu×× you!」と怒り狂いながら友人に連れられて地下を後にします。

次の日、教室には顔色が悪く調子の悪そうなジョニー。授業途中にトイレに行くが、便座に座った途端肛門より出血&内臓が飛び出てジョニーは倒れてしまいます。

 

女性が噛みつくと死なない人形が作れると考えたJTとウィーラーは、第二のダッチワイ◯を探しに行きます。そこへ、ジョニーに何をしたのかと怒り狂ったジョアンが来ます。JTとウィーラーはジョアンを拉致します。

 

この映画は最初から最後までリッキーだけ繋がれた女性に乱暴をはたらかないんですよ。だから女性も辛そうな表情でリッキーに訴えるんです。ゾンビに感情があるって、新しい設定ですよね(たまにそういうのあるけど、大体家族愛とかがベース)。

で、最後は女性は鎖から放たれて、その場にいたリッキーとジョアン以外(JTとウィーラー)に襲い掛かった後に逃げます。リッキーを襲わない辺り、やはり感情があるんだなと思いました。

ゾンビに噛まれたらゾンビになるけど、粘膜接触ではゾンビにならないんですね。って事はウィルス性ゾンビではない事が分かりますね(どうでも良い)。

 

ゾンビ女性が逃げて一安心かと思いきや、JTジョアンをナイフで刺し、「ジョアンをゾンビにすればジョアンは死ななくて済むんだぞ。そして一生、お前の人形として生きてくれる」とリッキーに言います。

悩むリッキー。悲しむリッキー。

 

ま、結局ジョアンをゾンビにしちゃうんですけどね。エンディングは爽やかリッキーの笑顔で終わりますよw

 

とにかくこの映画は若者の性欲が異常。

レビューでもよく指摘されてるんですけど、女性はまず見た目汚いんですよ。で、銃で撃たれても死なないけど膿は溜まる訳なんですよ。でもそういうのも全無視でリッキー除く男子らはやっちゃう訳です、何度も何度も。先っぽからなんか菌入らねぇか…?(;´д`)普通の人間は避けると思います、いくら若かったって。

でもきっとこの映画は「人は自分の思う通りになる人間を見つけた時にはここまで残酷になれる」って事を描きたかったのでしょうねぇ。勝手な私の考えですけども。

 

同タイトルの別ホラー映画も観てまして、そちらもレビュー書く予定ですがこちらもそちらも「非モテ童貞が描いた作品」ってのが滲み出てます。勝手な私の考えですけども。

 

はぁ、書けて良かった。

観た直後はそうでもなかったんですが、日が経つにつれてキモさが増してきたので分散したくて書きました。

こういう発想する人、マジでヤバいわぁ(;´д`)

This is fairlytale.ホラー映画ではない。映画「ブルー・マインド」感想。

 

ブルー・マインド(字幕版)

ブルー・マインド(字幕版)

  • 発売日: 2018/12/04
  • メディア: Prime Video
 

2017年のスイス映画

原題は「BLUE MIND」。何故に英語なのか。

言語はスイスドイツ語というものらしいです。

ドイツ語っぽいけど(「Morgen(モルゲン)」等ドイツ語らしき言葉はいくつか出てくる)発音がドイツ語っぽくないので謎であった。スイスドイツ語なんて初めて知ったよ。そもそもスイスには公用語が4つもあるらしい。まぁ今回は関係ないが。

 

この映画の事は全く知らず、ジャケ写判断で観ました。後から調べた所によるとホラー分類になっているらしくて驚きました。いやいや、これはホラー映画じゃないでしょ!これ、ホラー映画と思って観たらめちゃくちゃつまらない映画って評価されてしまうと思う。

私は知らなかったから逆に良かった。

レビューを読んでみると「グロテスクで不快」と書いている人もいて、確かに変化部分だけ見るとそうかもしれないので、その点でホラーに分類されたのかも。

 

これはタイトルにも書いた通り、お伽話です。

何で英語で書いたかって?「お伽話」って感じではなくて「fairytale」の方がしっくりくるから。だって主人公は美しいブロンドの女の子なんだもの(要するに個人の好みって話だ)。

 

《あらすじ》

主人公ミアは15歳の微妙なお年頃。

両親の仕事の都合で転校する事になり、新しい学校では「イケてる(不良)グループ」の仲間に入りたくて近付いていく。最初は相手にしてもらえないが、徐々に仲間として一緒に行動する様になる。

ミアは思春期で両親の都合で振り回される事に苛立っていた。だから両親とうまく仲良く出来ず、そんなミアを見て両親も心配しつつどう扱って良いのか考えあぐねる。

イケてるグループで一際目立つ美人のジアンナ(同級生の16歳)は大人びていて自分は子供っぽい。そう思ったミアは化粧をしたりセクシーな服を着たりしてジアンナと仲良くなりたいと思う。そして行動を共にしている内に、どんどんジアンナと仲良くなっていった。

ある日、ミアに初潮が来る。それと同時に足に違和感を感じたミアが足を見ると、足の指が2本くっつきかけていた。自分の体の異常に気付き狼狽るミア。怖くて両親には相談出来ず、1人で病院に行ってみると医師はそれは合指症という先天性のもので遺伝性であり、手術をすればすぐ元に戻ると言う。ミアは初潮を迎えた昨日、急激にそうなったのだと伝えると医師は訝しげな顔をする。その顔を見たミアは言葉に出来ない不安を感じて検査途中で病院から逃げてしまう。

両親にはそんな先天的な症状はない。私は両親に似ていない。もしかして養子?

そんな不安を抱えながらもジアンナ含むグループとは楽しく過ごしていた。万引き、飲酒、ドラッグ…そしてセックス。ミアはまだ未経験であったが、グループの男子とセックスをしてより自分が大人になった気分を高めていった。

そんなある日、足に全く記憶にない痣があった。そしてその痣は最初は膝回りだけだったのに、徐々に広がっていく。ミアは自分のこの異常な状態を誰にも知られたくなくて、長ズボンを履いてやり過ごす。どんどん悪化する脚。ミアは泣きながら自力で足の治療をするが、もう回復する様子はなく、まるで脚は壊死したかの様な色になっていく。

ミアはそのことを忘れる様に酒に、タバコに、ドラッグに、パーティにハマっていく。

 

 

以下、ネタバレ前提で。

私はホラーと思って観ていなかったので、ミアの足に異常が出た時点ですぐに「人魚か」と分かりました。なので最終的にミアが人魚としてどうなるのかを観続けた感じです。

 

でもこの映画が描きたかったのは多分、「思春期の女の子の危うさや繊細さ」なのだと思う。些細な事で仲間外れにされるし、イケてるグループにいたいと思うその気持ち、よく分かる。ミアの身体に変化が現れるのは初潮が来てから。それもすごくしっくりきた。

 

ミアは初潮後の変化の過程の中ではいつも息苦しそうで気怠そう。そりゃそうよね、人魚が陸で暮らすのは辛かろう…。

ミアが完全な人魚になるまでは結構時間がかかり、その間はまるで脚が壊死してしまった様な色になってしまうのです。それを見た同級生やパーティの知らない兄ちゃん達(ミアを恐らくまわそうとしてた)はドン引き。「うつんのかよ?!」と大声で聞かれたミアはヤケクソで「うつるよ!!」と泣きながら答え、パーティ会場を後にします。次の日、目が覚めたら人魚になっていた。

 

この映画の中で、最初はいけ好かないイケてるグループの女の子ジアンナが、実は良い子でミアの脚を見ても逃げず、ミアがまわされそうになった時に助けてくれたのもジアンナ。

ジアンナは両親が離婚していて父親と2人暮らしだけれど、父親は仕事でいつも留守で自分にはまるで無関心。母親に捨てられたという気持ちと父親の無関心が原因で悪い事をやっていた典型的な「実は良い子」ってやつです。最終的にミアはジアンナを呼んで変態してしまった自分を見せ、海まで連れて行ってもらいます。波打ち際で別れを悲しみ涙するミアとジアンナ。

 

最後はミアは海に入っていき、悠々と海を泳いだ後に水面へ上がってきて後ろを振り返り、また前を見ます。ミアは解放されたのです。

 

ミアと両親の関係はすごく悪い訳ではないけれど、ミアは何となく両親に自分の不安を打ち明けられないんです。思い切って「養子なんでしょ!!」と言った時も母親は「自分でもまるで自分の娘じゃない様に感じるわ(ミアの素行が悪くなった為)」と呆れた顔で答えます。でもこれって、ミアにとっては重大な事であっても「自分のお腹を実際に痛めて産んだ母親」からしたら、「何バカな事言ってるの(ため息」位な事なんですよねきっと。まともに取り合うのも馬鹿らしい位の質問。その些細なすれ違いがうまく描かれていたなと思いました。

 

この作品はミアの15〜16歳の一部分を切り取っただけで、その前後が全く描かれていません。だからミアが本当に両親の子供なのかとか、どうしてミアが人魚になったのかとか、そういう理由付けが全くないのです。だから私は「fairytale 」だと思いました。お伽話ってそういうものでしょ。

 

テンポは物凄くスローで明確な答えもない。派手で明確な答えを用意する(しない場合もあるけど)アメリカ映画とは全く違いますが、私はこの映画好きです。

徒然日記。

最近の記事は映画感想ばかりになってます。

 

コロナの影響で自粛自粛で今も落ち着かなくて、ルイは完全にリモートワークになってしまって(この先もリモート予定だそう)生活リズムが変わり、自分のペースを完全に見失いました。

 

ルイは映画を観るのをあまり好まないし、中でもホラー映画は大嫌いだからルイが起きてる間はあまり映画は観ない様にしてるんですよ。

私は映画は集中して観たいので、最中に話しかけられたりするのが嫌なのです。

で、最近アマゾンプライムビデオに加入している事に気付いたのでルイが起きてくるまでの早朝時間に映画を詰め込みで観てます。主にホラー。

 

ホラー以外の作品ももちろん観ているのですごく書きたいレビューもあるのですが、文章にするのが難しくてついつい書き易い作品を取り上げてしまいます。

 

ここ3日間で「Us」「ママ」「アンセイン」「ジーパーズクリーパーズ」「サプライズ」「レッドサイレン」と立て続けに詰め込みで観ていて、「ママ」と「サプライズ」はレビュー書きたいなと思っています。

 

「Us」は「ゲットアウト」の監督の第二作目なのでもちろん面白かったのですが、私の中ではホラー分類では無い(「ゲットアウト」もそう)のと、うーん…って思う所があったのでレビューは書かないかも…。

時間があったら書くかもしれません。

 

今の時期は対面での討論が出来ないので気持ちが萎えますな…。

内省するにしても視野が狭くなり易くなるので今は避けています。

 

やっぱりのほほんと映画を観て過ごそう。

とりあえず生きます。

期待せずに観れば面白いホラー映画「サークル」感想。

2017年制作の英国映画。

原題は「Circle」。まんまですね。

多分この映画は日本でロードショーしてないと思います。私はAmazon primeで観ました。タイトルで調べても全くネットに情報が出てきません。同じタイトルの別映画レビューはめちゃくちゃあります。

字幕が適当でかなり笑えます。

「Let's go」を「以降」と訳されてたのがピークですね。男女間違えて字幕が付けられてたり「疲れててるんだ」「あんたでしょだろ」等、前半はそちらに意識取られた感ありますなぁ。

それはさて置き本題本題。

 

《あらすじ》

主人公メロディは考古学を専攻する勤勉な学生。週末はメロディ含む学生4人と教授の計5人で、ラム島へ合宿に行く。

ラム島へは本土から船で上陸するが、予約したはずのチャーター船が無い。仕方がないので停泊している船に教授が自腹でお金を払い、ラム島へ連れて行ってもらう。

到着後、調査していく内に一行は井戸や羊の死骸、そして円状に設けられた岩を見付ける。その岩には円に向かう内側にだけ文字が書かれていた。文字の解読を試みる教授とメロディ。他の学生達はそれぞれ自由に過ごすが、学生の1人ジョーはもう1人の学生で元カノであるクレアを諦め切れずしつこく付き纏う。残りの学生アーチーにもクレアに近付くなとキツく脅す。

その内に、教授がここはラム島ではないと気付く。更に調査を重ねようとした矢先、トラブルが起きる。

 

以降、ネタバレ前提で感想を書きますので要注意。

とにかくジョーがウザい。全てがウザい。格好良くないので(私の)苛立ちがすごい。

教授とクレアができてるのを知って怒り狂い、教授を刺してしまうその精神が異常。

 

オープニングが記録映像から始まるのでブレアウィッチ的な映画なのかと思ってゲンナリしたのですが、そうではなくて安心しました。

とは言え内容は普通でありきたり。クリーチャーが出てきて追い回される映像にデジャヴを感じたのはゲーム「Untill dawn」に似ていたからでしょう。クリーチャーもそっくりだったし。

違いはクリーチャーから守ってくれる存在がいたという事。でもその守ってくれる存在も霊的な雰囲気で、最初はそれがヤバい奴なのかと思いました(そういう描き方をされている)。あのクリーチャーを悪魔とするのは無理がある気がするな…。

 

途中わちゃわちゃした割に謎は全く解消されない。フラグ回収をしないままにまたフラグを立てる終わり方でしたが、まぁ良いか…って感じかな。全く期待していなかったのであの終わり方でも楽しめました。人によっては「禁じ手」と感じる終わり方かもしれません。

悲しみ一色の映画「チョコレートドーナツ」感想。

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2012年の作品で、原題は「Any Day Now」。原題の意味は「いつの日か」という意味。

 

この作品はね…悲しみしかない。

「全米映画祭絶賛!!観客賞総ナメの感動作」と書いてあって…まぁ感動作ではあるにはあるけど…違う。私がこのポスターから想像した感動とは違う。物凄く評価が高いと聞いて想像した感動とは違う。

 

この記事はネタバレを含みますのでご注意ください。

ってか、含むどころか今から書く内容に全部最後まで書きます…でないと私の感想が書けないので…。

 

〈内容〉

舞台は1979年アメリカ。

主人公ルディはゲイ向けショーパブで働くショーダンサー。そこで出逢ったポールと仲良くなる。ポールは教師を辞した後に猛勉強をして弁護士になり、離婚後この街に越してきたとのこと。同性愛者への偏見を避ける為、ポールはゲイである事を隠していた。

ルディは収入も不安定で安アパートに住んでいるが、隣人は薬物中毒な上に毎晩大爆音で音楽をかける迷惑な女性。何度注意しても改善される事はなく、毎晩注意しては諦める日々であった。

そんなある日、隣人が男と夜中に出掛けて行って帰って来なくなった。薬物で捕まったのだ。隣人の家にはダウン症の男の子マルコがいた。服もボロボロで食事も用意されておらず、ネグレクトされていたマルコをルディは引き取って一緒に暮らしたいと考える。その為にどうしたら良いのかをポールに相談する中で、ポールは2人と共に住む事を決め、マルコの母親から監護権の承認を得る。

3人で暮らし始め、全ては順調であった。3人は愛を与え、愛を受け、幸せな姿をビデオに沢山残した。愛溢れる3人。そんな幸せな関係が引き裂かれたのはある日突然であった。

ポールの上司の誘いに応じポールはルディとマルコを連れてホームパーティーに参加するが、そこで上司にゲイである事を勘づかれてしまう。上司は即座に各局に通報し、マルコは公的機関は連れて行かれ、ルディは警察に拘留される。そしてポールは事務所をクビになってしまう。

保釈されたルディは裁判を起こしてでもマルコをこの手に戻したいとポールに訴え法廷で戦うが、勝機が見えたと思ったその時、マルコの母親によってマルコはまた母親の元に戻されてしまう。検察は法廷で勝つ為に、マルコの母親を親権申し出を交換条件に早期釈放したのだった。

母親からの申し出では成す術もなくルディはホームビデオを観ながら悲しみに暮れる。そんな中マルコはまたネグレクトをされ、ルディ達を探しに3日間彷徨い歩いた挙句、橋の下で死んでしまう。

 

 

 

 

 

 

死んじゃうんですよ!!!!マルコが!!!!

救いが無い…悲しみしかない…。

この作品は「ゲイの男性が育児放棄された障害のある子供を引き取って育てた」という事実にインスピレーションを得て描かれてますが、実話ではないです。

実話じゃなくて良かったよ!!!!

 

1970年代なんて今からは考えられない位に同性愛者への偏見が強かったと思うので、それを描きたかったんでしょうけども…なんか…嫌じゃ。途中、幸せな3人を沢山見て、且つ法廷でも勝機が見えたと思ったところからの突き落としがあまりにも辛過ぎる…私の心がって話なんですけども。

 

俳優の演技自体は良いとか、作品としてどうとか、そういうの全無視で悲しみしかない。

辛い現実を改めて見せられただけ、という気分。作品内ではダウン症に関しての差別はあまり強くは描かれていないので(無しではないが)まだ良かった。Wで描かれたらキツイ。

 

これ、心の修復に少し時間かかる映画ですわ…。

 

時間がうまく取れなくて2回に分けて観たんですけど、それがダメージを緩和してくれた。1回で観終わってたら入り込んでただろうし、今どころのダメージじゃ済まないだろうな(/ _ ; )