単なる普通の変な人

よく変と言われるけど私は普通の人です。アイコンはあずらいちさん作画。

期待せずに観れば面白いホラー映画「サークル」感想。

2017年制作の英国映画。

原題は「Circle」。まんまですね。

多分この映画は日本でロードショーしてないと思います。私はAmazon primeで観ました。タイトルで調べても全くネットに情報が出てきません。同じタイトルの別映画レビューはめちゃくちゃあります。

字幕が適当でかなり笑えます。

「Let's go」を「以降」と訳されてたのがピークですね。男女間違えて字幕が付けられてたり「疲れててるんだ」「あんたでしょだろ」等、前半はそちらに意識取られた感ありますなぁ。

それはさて置き本題本題。

 

《あらすじ》

主人公メロディは考古学を専攻する勤勉な学生。週末はメロディ含む学生4人と教授の計5人で、ラム島へ合宿に行く。

ラム島へは本土から船で上陸するが、予約したはずのチャーター船が無い。仕方がないので停泊している船に教授が自腹でお金を払い、ラム島へ連れて行ってもらう。

到着後、調査していく内に一行は井戸や羊の死骸、そして円状に設けられた岩を見付ける。その岩には円に向かう内側にだけ文字が書かれていた。文字の解読を試みる教授とメロディ。他の学生達はそれぞれ自由に過ごすが、学生の1人ジョーはもう1人の学生で元カノであるクレアを諦め切れずしつこく付き纏う。残りの学生アーチーにもクレアに近付くなとキツく脅す。

その内に、教授がここはラム島ではないと気付く。更に調査を重ねようとした矢先、トラブルが起きる。

 

以降、ネタバレ前提で感想を書きますので要注意。

とにかくジョーがウザい。全てがウザい。格好良くないので(私の)苛立ちがすごい。

教授とクレアができてるのを知って怒り狂い、教授を刺してしまうその精神が異常。

 

オープニングが記録映像から始まるのでブレアウィッチ的な映画なのかと思ってゲンナリしたのですが、そうではなくて安心しました。

とは言え内容は普通でありきたり。クリーチャーが出てきて追い回される映像にデジャヴを感じたのはゲーム「Untill dawn」に似ていたからでしょう。クリーチャーもそっくりだったし。

違いはクリーチャーから守ってくれる存在がいたという事。でもその守ってくれる存在も霊的な雰囲気で、最初はそれがヤバい奴なのかと思いました(そういう描き方をされている)。あのクリーチャーを悪魔とするのは無理がある気がするな…。

 

途中わちゃわちゃした割に謎は全く解消されない。フラグ回収をしないままにまたフラグを立てる終わり方でしたが、まぁ良いか…って感じかな。全く期待していなかったのであの終わり方でも楽しめました。人によっては「禁じ手」と感じる終わり方かもしれません。