単なる普通の変な人

よく変と言われるけど私は普通の人です。アイコンはあずらいちさん作画。

察してちゃんでは無いので勝手に深読みしないで。

私は子供の頃からあまり自分の要求を母に伝えませんでした。
それは、我慢してるからとかではなく、単に何も要求が無いし何も考えてなかったから。

私は物心ついた時から父に愛玩動物の様に育てられ(性的な事は無し)、兎に角父に対しては「イエスマン」として生きてきました。
それは私が18歳位まで続いたと思います。
父の顔色を伺って生きてました。
父の機嫌を損ねると突然プイとされるか、母や兄に当たり散らすので、機嫌を損ねない様にひたすらヘラヘラしていました。

そのせいなのか元々の性格なのかよく分かりませんが、私にはあまり欲がありません。
上記の理由で自分を抑え込んでる可能性も捨てきれませんが、多分元々の性格なんだと思います。
正確には、欲が無いと言うより諦めが早いのかも。
だから人に伝える前に諦めて、結果的に相手から見ると「欲が無いんだね」となるんだと思います。

ただ、私みたいな人間を私以外に知らない母は、私をとても心配します。
我慢してるんじゃないか?察して欲しいのではないか?と。

それが顕著に表れたのが、当時一番仲良かった友人が結婚した時。その時私は独身。
彼女は30歳で結婚相談所に入会し、40万円もの大金をローンで払いました。
結果的にそこでご主人と知り合い結婚されたので結果オーライとなるのですが、この事を雑談として母に話した時が非常に面倒臭かった。

私はあくまで雑談として、母に「彼女、結婚相談所に入会したんだって。凄く結婚したがってたから、正解かもね」という感じで話しました。
そして、「40万円もかかるんだって!高いよね。私には払えない」という感じの事も話しました。

あくまで『雑談』です。
何しろ私は結婚願望が薄く、ほぼ無かったので。

でも母は常日頃私を心配していたので、頭の中で勝手に変換した様でした。
「結婚相談所に入会したんだって」→「私も入りたいけど言い出せない」
「40万円も私には払えない」→「援助して欲しいけど言い出せない」

次に実家に帰った時には親戚の結婚相談所勤務の人に既に相談してて、お金は何とかすると言われました。

「は?」ですよ、私にとっては。
「私、入会したいなんて一言も言ってないし、そもそも結婚願望薄いし、極論ずっと独身でもそれはそれで仕方ないと思ってる」と伝えたら、

「やーだー!!早く言ってよ!!お母さん悩んじゃったわよ!!」とかなり強い口調で言われました。

言ってよっつーか、そもそも何も言ってないし。入りたいとか早く結婚したいとか言った事ないし。

「ちゃんと結婚しなくても良いって言ってくれなきゃ分からないわ。だって世の中のほとんどの女性が結婚したがってるのよ?!」とか言われ…。

母の深読みは本当に困る。
察して欲しくないから察しないで。
何かして欲しい事があったら言うから。

29歳の時には「あなたの事、同性愛者かと思ってたの。いつカミングアウトされるのかしらって思ってたの」とか言われましたしね。

彼氏いたけど?
カモフラージュだと思ってたらしいです。
何なのその思考。よく分かんない。