単なる普通の変な人

よく変と言われるけど私は普通の人です。アイコンはあずらいちさん作画。

好きな子の事をいじめるのは間違いだよ。

今日書く事は自慢でも何でも無くて、ちょっとした訴えです。子供だからって流さないで欲しい。子供も傷付いているんです。結論は最後に書くので、途中を飛ばして最後だけ読んでもらっても全く構いません。

 

私は幼稚園の頃、子分を引き連れたガキ大将的男の子にいじめられていました。子分の名前は覚えているのにガキ大将の名前は覚えてない。

幼稚園を卒園して、やっとガキ大将のいじめから逃れられたと安堵したのですが、その後の(幼稚園の)同窓会みたいなイベントでガキ大将と隣の席になって、心臓が飛び出る程ビビりました。また何か言われるのかな、怖い…と思っていると、ガキ大将は「やぁ!」と朗らかに声を掛けてきて、全くいじめの気配も無く、私は訳が分かりませんでした。多分、ガキ大将は私の事が好きだったのです。

 

小学校に上がって、低学年の何年かの時に、転校してきた男の子と仲良くなりました。その男の子の家には犬と猫がいたので、私はそれを目的に毎日その子の家へ遊びに行きました。その男の子の事は好きでも嫌いでも無く、犬と猫に付随してる子位にしか考えてませんでした。その男の子の両親は共働きで日中不在だったので、自由に遊べるのも魅力的でした。

ある日、いつもの様にその子の家へ遊びに行くと、その子が私の腕を手首から二の腕までベロベロと舐めてきました。今考えると、多分両親の夜の営みを見て、自分なりに考えた結果の行動なんだと思うんですが、私は(またしても)訳が分からず泣き出してしまい、泣きながらその子を振り切ってその子の家を後にしました。その男の子も多分、私の事が好きだったのです。その子は恐らく深く傷付き、次の日から私を攻撃してきました。「同じマリでも、6年生の何とかマリさんの方がお前よりずーっと美人だ!」「ブースブース!」「近くに来んな!」そんな言葉がその子から炸裂する度に、私の頭はどんどん混乱していき、その子から離れました。その子からしたら「好意を拒絶されてショック、悔しい」だったのでしょうが、私からしたら「よく分からないけど何だか気持ち悪い事をされて、更に次の日から急に態度が変わりいじめられる様になった。怖い!」しかありませんでした。因みにこの事を私は母に訴えたはずなのですが、ちゃんと伝わってなかったみたいです。この男の子はその後、他の学校へ転校して行きました。

 

小学校高学年になって私は男子とは遊ばなくなりましたが、休み時間毎にちょっかいをかけてきて、私が嫌がるあだ名を私につけて喜んでる男子がいました。多分この男の子も私が好きだったのでしょう。

その男の子が私をあだ名で呼ぶ度に私は「やめろ!」と言っていましたがやめてくれず、それは小学校6年生まで続きました。私は憎々しい気持ちで一杯でした。小学校卒業を控え、仲の良い子達同士でサイン帳を交換するのが流行りました。その時、その男子が私にサイン帳を渡してきたのです。私は驚きましたが「良い機会だ」と思い、サイン帳に「◯◯(あだ名)って呼ぶんじゃねぇ!」と書きました。(小学校高学年で、私の言葉は汚くなりました。)するとそれを受け取ったその男子は次の日から私を無視する様になり、私はまたしても訳の分からない状態に陥ったのです。

 

私の頭の中に、「好きな子をいじめる」という考えは無かったのです。だから全く分からなかった。

 

私は男子にいじめられる度に母に相談しました。母は朗らかに笑い、「その子はあなたが好きなのよ。『私の事が好きなのね』って言ってあげると良いわ」と言ってきました。

 

冗談じゃないよ!!!

 

「好きな子の事をいじめる」概念がない私にとって、母の言う事を信じるのはほぼほぼ不可能でした。それでも言うだけ言ってみようかと思った事はありましたが、これ以上いじめられたくないという恐怖心が強くてとてもとても言えませんでした。「そんな訳ねーだろ!バーカ!ブース!」と言われたら、私はもう二度と学校に行けないとも思いましたし。

 

客観的に(大人から)見たら「じゃれてる」レベルでしたでしょうけど、私の気持ちとしては完全に「いじめられてる」でした。本当に嫌だったんです。

 

ちょっとした訴えその①

大人から見て微笑ましい子供のじゃれ合いでも、その子は傷付いています。傷付いて辛くて親に相談したのに、適当に流されて(私はそう感じた)更に傷付き絶望します。その子がどんな思いを抱えて相談してるのか、しっかり話を掘り下げて聞いて読み取ってあげてください。ただのモテる自慢であれば、もちろんうちの母みたいなアドバイスでOKでしょうが。

 

ちょっとした訴え②

我が子に、「好きな子には優しくしよう」と声掛けをして欲しい。「攻撃」は相手から一番手っ取り早くリアクションを引き出せます。でも、相手から良い感情は引き出せません。「攻撃」は「攻撃」のリアクションを引き出し、負のループが続きます。良い結果を生む可能性は限りなく低いと思う。

優しさを拒絶されて攻撃に転じる子供もいます。でもそれだと、上記の負のループが起こるのだと説明して欲しい…子供には理解出来ないかもしれないけどさ。

 

今回は以上です。