友達が遂に手を出した話。
数年前、友人女性とご飯を食べに行った時、おもむろに彼女が口を開いた。
「私、遂に手を出したんだ。」
何に?と問う私に彼女は、「Dだよ」と答えた。
ん?
「今までずっとCにしてたんだけど、遂にDに手を出したの。ブラジャー。」
きちんと測り直したらカップ数が大きくなったの?と問う私に「違うの!」と反論する彼女。
「今までCカップの中にパッドを詰め詰めにしてたんだけど、もう少し大きい方が洋服が着映えするなと思って、遂にDカップにしたの。だから胸自体は大きくなってない。って言うか、私の胸はえぐれてるから元より何もないよ。」
着映えでカップ数を変えるんだ!?と私は驚き、その後「えぐれてる様には見えないけど…」と言うと彼女は、「そりゃそうだよ!今はDカップにパッド詰めまくってるからね!」とお怒り。
あ、そうだった。今聞いたばかりだったわ。
彼女はスリムでお洒落でお金持ちな旦那様がいて私にとって「キラキラ女子」の位置にいたので、何となく「胸がえぐれてる」という表現にギャップを抱いてしまったのですが、人は皆色々あるんですよね。当たり前なんですけど、彼女に対しては順風満帆なイメージしかありませんでした。
彼女から色々な話を聞いて、勝手なイメージで話を進めると無意識で酷く人を傷付ける事があると痛感しました。
彼女の胸や体の作りに通ずる、凄くデリケートな話を聞きましたから…。
その後彼女はお金持ちで役職付きの旦那様と離婚しました。
きっかけは些細な事で周りから理解を得るのは難しい理由だったけれど、私はその当時似た事で夫との関係に悩んでいたので深く共感。
結婚生活にはお金も必要だけど、赤の他人が一緒に暮らしていく為にはそれ以上に大切なものもある。考えさせられました。