単なる普通の変な人

よく変と言われるけど私は普通の人です。アイコンはあずらいちさん作画。

引っ越しました。

昨日、引っ越しました。

東京の南にある大田区蒲田から、北にある北区(そのまま)に引っ越し。

北区は赤羽に1度降り立った事があるだけで全く見知らぬ土地。

色々な条件が重なってここに住む事になりました。

 

8年位蒲田に住んでましたが、その前は東京の西にある西荻窪に住んでいて、その前は京王線の下高井戸、その前は西荻窪より更に西の武蔵境、その前は(また)西荻窪…引っ越しが多い割に、全く引っ越しに慣れません(;´д`)

 

新しい家は新しい匂い。

猫ズのビビり具合が半端なかったですが、先輩猫は昨日の午後にはもう悠々と部屋を歩き回っていました。

問題は後輩猫。

超絶ビビりなのでベッドの下に隠れて出てこない。飲まず食わず。

夜、私達が寝静まったのを確認して少し偵察に出てきたものの、めちゃくちゃ泣いて怖いのをアピールしまくる。

何故か私が起きると隠れて気配を消してしまうので(普段は私にべったりなのに)、眠れないというルイに任せて私は眠剤を追加して再度寝ました。

今日も相変わらずベッドの下にいますが、チョロリとは出てきたので少しずつ慣れてくれる事を期待します。

 

ルイが昨日今日と休みを取ってくれてて助かった…。

昨日は本気で「もう立ち上がれない」と思いました。疲れ過ぎた。あと、荷物が多過ぎる。

主にルイの荷物が多過ぎる。

引っ越し前にめちゃくちゃ捨てたんですけど、まだまだ捨てられるわ。

靴と鞄に関しては私もめちゃくちゃ持ってるので、頑張って断捨離します(一応引っ越し前に10以上は捨てた)。

大きな靴箱に入り切らないばかりか、玄関のスペース全てを2人の靴が占めてます。

 

蒲田はとても駅周りが栄えていて下町気質の気の良い方も多く、引っ越して5年位は楽しかったのですが、徐々に蒲田特有の異常気象や騒々しさに苛立ちを覚える様になってしまいました。潮時でしたな。

 

潮時は「良いタイミング」という意味で「終わり」という意味ではないので間違えない様に(唐突)。

 

忘れない内に蒲田の良い点悪い点を纏めた記事を書いておきたい、自分の為に。

 

新居は床暖房なので、直に暖かいのが良いのか前の家では全く使ってくれなかった猫ベッド兼爪研ぎを先輩猫が急に気に入り出して、昨日からここにいます。

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顔が見えない(;´д`)

 

まだ現実味がないけど、ここでまた新たに人生を築いていこう。

金原ひとみ「蛇にピアス」を読んだ。

お題「『蛇にピアス』を読んでなんか書く」

蛇にピアス (集英社文庫)

昨年の夏にelveさん(id:elve)にお題を設けてもらいながら全く読んでおらず、ここ数日でやっと読んだのでネタバレありきの感想を書きます。

短いし会話と読点だらけなのですぐ読めます。ウィキ曰く(?)124ページしかないそう。

 

今回の引用は全て「集英社文庫e文庫『蛇にピアス』」からのものになります。

 

「スプリットタンって知ってる?」

というこの作品の始まりは、川端康成「雪國」の冒頭と同じ位認知度が高いですよね。

純文学研究者には怒られるかな…芥川賞受賞作品だし、大丈夫だろ(適当)。

 

登場人物は基本的に3人。

主人公のルイ(女性)、ルイと同棲しているアマ(男性)、彫り師であるシバ(男性)。

この他にも脇役は数人出てくるのものの、この3人以外は1回の登場のみばかりで何故名前が付けられてるのか不思議な位です。

警察は1回だけの登場ではありませんが、「警察」と表記されているので個人として認識されていない事が分かります。

 

ルイはアマとクラブで知り合い、スプリットタンの事を知る。

アマのスプリットタンを見て、ルイは自分自身もやりたいと願い出る。

アマは顔中ピアスで赤毛のモヒカンの様な髪型をしており、街中を歩けば一般人は避けて通る様な見た目だが、ルイにはとても優しかった。

蛇にピアス」というタイトルはアマの事なのかな…。

 

スプリットタンと言うのは、蛇の様に舌を真ん中を切るということ。

作中でそれを含む諸々は「身体改造」と表記されている。

 

話は変わりますが、私は今まで生きてきた中でスプリットタンの人に2人会った事があります。

 

1人はアマの様にスプリットタンで顔中ピアスだらけ。髪型は茶髪の長髪とアマとは違うけれど、その異様さに私は思わず聞いた。

「どうしてそんなに沢山ピアスをあけているの?」

その人は笑顔で「嫌なことがあると1つあける」と教えてくれた。その人にとってピアスは自傷行為の1つだと言う。「リスカしてたんだけど、痕が残るし、ピアスなら着け外し自由だし」とも言うので、私はこれから先もピアスの穴は増えるのかと更に聞いた。そこでその人はスプリットタンを見せてくれた。

「これしたから、暫くはやらないと思う」

意味が分からなかった。舌を割る意味が。すごく痛そうだし。

「カッコいいけど、すごく痛そう!」と間抜けな感想を述べたところ、その人はまた笑顔で「すごく痛かった」と言った。

その時は楽しく会話をして別れたけれど、また会う気にはならなかった。私とは住む世界が違うと思った。

 

もう1人は飲食店のキャストさんだった。

私が酔って万札をばら撒いたので、LINEを教えてくれて、その時にスプリットタンを見せてくれた。その人はその飲食店で働いてる間はピアスは耳のみだったが、そこを辞めて愛知県に帰ってから顔中にピアスをあけ始めた。

その人とは個人的なやり取りはほぼ無かったが、LINEのタイムラインに写真がアップされる度にその美しい顔にピアスの穴が増えていくのが嫌で、タイムラインを見なくなった。

 

私自身も左右の耳に各2つ(計4つ)ピアスの穴があいていて、本当はもっと増やしたいと思っているのでピアスへの抵抗はない。

(ルイに止められている。)

ただ、顔にピアスをする事を私は美しいとは思わないので、顔にピアスをつける人の心理が分からないだけである。

 

閑話休題

 

ルイはアマの事を何も知らないまま同棲を開始し、アマの紹介でシバに会い、スプリットタンと刺青への一歩を踏み出す。

 

この作品では、誰の背景も描かれていません。

誰がどんな人生を歩んできたか、全く描かれていないのです。

なので、作者の金原氏は「今分かる事だけで、今そこにいる人を見てほしい」と思って書いたのかなぁとか考えました。

でも多くの人は勝手に背景を想像してしまうと思うんですけどね。

 

ルイに関してだけは、少し描写があります。

どんな経験があったのかとか、ルイがどう感じているのかとか。

Sの人の相手をする時、いつもこの瞬間私は身を硬くする。何をするか、分からないからだ。浣腸だったらいい、おもちゃもいいし、スパンキングも、アナルもいい。でも、出来るだけ血は見たくない。昔、膣にファイブミニの瓶を入れられ、危うくトンカチで割られそうになった事があった。

こんな経験、普通ではないよなぁ。

こわっ!

 

ゆっくり歩く私の足に、子供がぶつかった。私の顔を見て、素知らぬ顔をするその子の母親。私を見上げて泣き出しそうな顔をする子供。舌打ちをして先を急いだ。こんな世界にいたくないと、強く思った。とことん、暗い世界で身を燃やしたい、とも思った。

ここからルイの心中は想像出来ます。

明るい世界に背を向けたいという、ルイの心中が。

 

作品自体がルイの一人称視点で進んでいくので、ルイに関してだけは上記の様にちょこちょこと描かれています。

 

さて話を戻しましょう。

 

ルイとルイ友人とアマの3人でいる時に暴力団員風の男性に絡まれ、ヘラヘラと対応していたアマは矛先がルイに変わった途端、その男性を半殺しに。

慌ててルイはアマを正気に戻させ逃走します。

全てはここから狂っていきます。

 

後日、スポーツ新聞でその暴力団員風の男が死亡し、警察が犯人を探しているという記事を目にしたルイ。

アマが殺してしまったんだろうか、いや、こんな写真の男じゃなかった気がする、アマは殺してない、きっとあの男は生きてる。

そう自分に言い聞かせながらもアマの目立つ赤髪を染め直すルイ。

なぜ染めるのかと問うアマには適当な事を言い、記事の事は伝えなかった。

 

落ち着かない日々の中でもルイはスプリットタンと刺青のことはどんどん進めていた。

アマの知らないところでシバに会い、肉体関係を結ぶルイ。

 

この作品、下の言葉がダイレクトに書かれてるんですよ。

寝台に上がり、まだ意識が朦朧としている私の肩の上に膝をつき、チンコを差し出す。シバさんの両脚には龍が一匹ずつ泳いでいた。私は無意識のうちにチンコを手にとってくわえていた。

女性器の事は「性器」って書いてるのになぁ。

何ででしょね。

 

また話がずれた。

戻しましょう。

 

ある日、アマが行方不明になる。

行先も分からないまま半狂乱になるルイ。

数日後にシバの元に連絡が入り、アマが殺された事が分かる。

ルイは最初、あの暴力団員の復讐で殺されたのかと思うが、殺され方が普通ではない為、そうではないと思い直す。

直接的な死因は窒息死だけれど、

もう何ていうか、いじるだけいじり倒された後に、殺されたって事。

という表記と共に、非常に残虐な殺され方が描かれる。その中ですぐに読者が引っかかるのが、

ペニスには何かお線香のようなものが刺してあった。

だと思う。

この作中で出てきたお香は唯一、シバの店内だけだ。

しかしルイはこの時は気付かない。

後にルイもまた気付くのだが、アマの時と同じ様にシバには言わず、適当な理由をつけて店内のお香を新しい香りのものに交換するのみ。

 

作品の感想は様々あり、その中でよく言われるのが「愛」。

アマがルイを愛していた、ルイがアマを愛していた、ルイを我が物にしたくてシバがアマを殺した、アマとルイが愛し合っていたなど。

でも私は、この作品はルイの自己愛を描いたものだと認識しました。

 

ルイは最初、アマと同棲していてアマの庇護下にありました。

生活費から全てアマが負担していました。

途中、1回だけルイがコンパニオンのバイトで稼いでいますが、雇う側からしつこく依頼されてバイトをするだけで、ルイ自身は嫌々なのです。お金を稼ぐ必要性を感じていないのが分かります。

そしてそのアマが人を殺したかもしれない。

 

ルイが食欲をなくしどんどん痩せていく描写があるのですが、それはアマが行方不明になる前から始まるのです。

アマがつかまるかもしれないという不安で食欲をなくしています。

自分を守ってくれているアマがいなくなる不安、ストレス。

 

私自身、ストレスで食欲をなくし1週間で4キロ痩せたりした(過去形)人間なので、不安で食欲がなくなるというのはよく分かります。

 

ルイはアマの遺体を見てこう思います。

自分の所有物のように思っていた人間がこれだけ他人に弄ばれた後に殺された。こんな絶望、私はこれまでの人生の中で初めてだった。

「自分の所有物」と明記しちゃってますから…。

 

そしてその後はシバに救われルイはシバの元に身を寄せるのですが、そこでシバが疑わしい事に気づいてもそれを隠そうとする。

今度はシバがルイを守ってくれる人ですから、いなくなったら困る訳ですよ。

 

アマの遺体を見てからルイの拒食は加速し生活は荒廃していきますが、アマを殺したのがシバかもしれない、多分そうだと感じてからはルイは元気を取り戻すのです。

 

ルイは根無草の様にフラフラと漂いながら、常に自分を守ってくれる人の元にいるんだろうなと私は思いました。

 

アマがルイに愛の証としてくれた「殺した男の歯2本」。

それをトンカチで砕いて飲み込むルイは、私にはとても傲慢に見えました。

だって、アマが死んでしまった後にそんな事したって何の意味もありませんよ。

ただのルイのエゴです。

「私はアマの愛をしっかり自分のものにした」ってエゴ。

そんなこと、果たしてアマは望んでいたでしょうか?

まぁ、正解は無いでしょうけども。

 

取り急ぎ私の感想文はここまで。

PS4ホラーゲーム「UNTIL DAWN」をトロコンしました。

だいーぶ今更感ありますが、2015年に発売された「UNTIL DAWN」というホラーアドベンチャーゲームをトロフィーコンプリートしましたので記事にします。

トロコン初めてなので、嬉しいのですよ!!

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ゲームはこちら↓

Until Dawn -惨劇の山荘- 【CEROレーティング「Z」】 - PS4

因みに安い版も今は発売されてる模様↓

【PS4】Until Dawn -惨劇の山荘- PlayStation Hits 【CEROレーティング「Z」】

アフィ無しなので、ここから買う必要は無いですよ!

このゲームはZ指定(18歳以上)です。

 

〈あらすじ〉

ある冬、数人のタチの悪いイタズラにより双子の姉妹が山の中で行方不明になった。

その1年後、双子の兄のジョッシュから誘いを受けて、当時集まっていたメンバーが再び同じ山荘に集まる事となった。

当時のメンバーは双子の姉妹を除いて9人。

1年前の悲しい記憶を楽しい思い出に上塗りしたいという兄の申し出を、残りの8人は断る事が出来なかった。

そして、この山荘で惨劇が始まる…。

〈あらすじ終わり〉

 

このゲームは発売当時、あまり評価が高くありませんでした。

ゲーム性がどうとかというより、暗転画面が多いからです。

18歳以上というZ指定であるものの、残虐シーンがほぼ全て暗転2〜3分となっています。

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こんな感じで、台詞と音だけで何が起こっているか想像します。

これが発売当時めちゃくちゃ叩かれました。

どうやら人体欠損シーンがダメらしく、内臓とか豚の死骸とか死体とかはバリバリ出てきます。

でも登場人物が殺されるシーンは殆どが人体欠損なので、そのシーンが軒並み暗転2〜3分。

このゲームの発売を待ち望んでいた人ほど、落胆は大きかったと思います。

 

そこを確認されたい方は北米版を購入しましょう!私は北米版を購入するか迷ってます。(動画自体はネットで確認済み。)

 

ではそれを抜きにしてゲーム性だけに着目すると、よくできたゲームだなというのが私の感想です。

それぞれの人物に初期ステータスがあり、登場時にこんな感じで表されます。

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そして、それがプレイヤーの選択により変化します。

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こんな感じでパラメーターの変化を確認する事が出来ます。

そしてもう1つの、そして最大の面白い点がバタフライエフェクト

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プレイヤーの選択が後々どこに影響したのかが表示されます。

この3つの絡みにより、細かな部分で違いが出てきます。

何処かで読みましたが256通りあるとか…。

到底それを全て網羅する事は出来ませんので、私の知っている範囲でこちらには書きます。

 

では、ネタバレありで書いていきましょう。

ざっくり結論だけ書くと、話の大筋はどんな選択肢を選んでも変わりがありません。

変わりがあるのは、誰が死ぬか生きるかという点です。

このゲームは操作するキャラクターが都度都度変わります。それぞれ色々な理由でバラバラに動くので(序盤は2人1組の場合もある)、プレイヤーの選択やQTEの成功可否によりそのキャラクターの生死が決まります。

基本的には「これを選んだら即死」という選択はありません。リカバリーが効きます。でもそれに気付かず話を進めてしまうと死んでしまう…といった感じです。

QTEが結構シビアなので、苦手な方にはそこそこ厳しいかもしれません。

難易度を選ぶ事も出来ません。

「飛ぶ時は大抵△」とか覚えてしまえば楽ですが、それまでは失敗してしまう事もあるかも。

でも1回失敗した位では死んだりしませんので大丈夫です。2回失敗したら大抵死にます。

 

このゲームは

1.謎の男の存在

2.謎の生き物の存在

3.原住民に関する話

4.謎の男その2…?

という4つの要素が絡み合って進んで行きます。

前半は1と4、後半は2〜4についてで、徐々に謎が解明されていきます。

映画を観てるみたいに内容はよく出来ているし、その中に自分が入っている様な感覚になるため緊張して私は手汗が酷かったです

手汗が酷くなる程楽しめたという意味です!

 

このゲームの主人公である(と私が考える)サム(女性)とマイク(男性)は、何がどうなっても最後の10章まで生き残ります。

逆に言うと、10章開始時点でクリス、エミリー、アシュリーの誰かが生きていたら「全員死亡トロフィー」は取れません。

しっかりと1人1人殺していかないといけないので、これはこれで「全員生存トロフィー」と同じ位面倒ではありました。

 

このゲームをトロコンするためには必然的に何度も同じエピソードをプレイし直さないといけないのですが、イベントをスキップする事が出来ないのです!

それなのにイベントが多い!

イベントからそのままQTEに移る事があるのでそこは仕方ないかもなのですが、そうではないイベントもスキップ出来ないんですよねぇ。

これはプレイヤーのやる気を削ぐと思います。

 

この制作会社の別のADVゲームをプレイしてみたいですね。

 

あ!!!!!!

万が一ここまで読んで「やってみよう」と思った方へ一言。

「リスや鳥、狼や鹿などの動物には一切危害を加えてはいけません、生き残りたいなら。」

 

トロコンしたい方で質問がある方はいつでもどうぞ!

明けましておめでとうございます。

晦日記事を恒例にするつもりだったのに書き忘れました。

 

晦日は毎年同じラーメン屋さんに食べに行くんです。

で、昨日も例に漏れず行ったのですが2時間半待ち。

神保町のビル風に凍えながら2時間半待ち(2回目)してやっとありつけました。

ラーメン食べ終わってもまだ寒い位、芯から冷えましたよ…。

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ここは人気店でいつも並ぶ必要があるんですが、さすがに2時間半は無いです、普段は。

何で店名書かねぇんだよと思われるでしょうけども許しておくんなせぇ、エゴサに引っかかりたくないんです。

上記写真の大晦日ラーメンは12時頃に売り切れたので用心して(?)昨日の夜に店名入れてツイートしたのですが、朝起きたら普通にお店の人やそのお店の常連さん達から沢山いいねついてて焦りました。

もう該当ツイートは削除済み。

超常連のルイにバレたら困るんですよ…。

 

神保町の行列ラーメン屋みたいな感じで検索掛けたら即引っ掛かると思うので、気になる方はそちらでお願いします…。

 

元日はまた別のラーメン屋さんに行く予定でしたが中止。

寒過ぎて身体がもちませぬ。

今日行く予定だったラーメン屋さんも行列店なので、虚弱体質の私には無理なんすよ。

 

昨年は映画と猫とゲームに明け暮れた1年でした。

オリンピックという世界最大規模のイベントがあったにも関わらず、私のTLには一切それに関するツイートが流れてこなくて笑いました。

 

今年は引っ越しという、私個人にとっては大きなイベントが控えているので、体調管理だけは何とか頑張っていきたいです。

 

あと、子宮より大きい子宮筋腫を取り除きたい気持ちもあるので、そこも考えねば。

 

とにかく生きる事を頑張ります。

皆さま、本年もよろしくお願い致します。

(唐突な終わり

2011年から2021年の私。

はてなブログ10周年特別お題「10年で変わったこと・変わらなかったこと

 

久しぶりの記事ゆえ書きたい事が散り散りになってうまく纏まらないので、お題に乗ってみます。

 

私のこの10年の中に、私の生活を大きく変えた事があります。

それが「結婚」です。

私は2011年の11月に入籍した為、今月で結婚生活が丸10年を迎える訳なんです。

 

入籍当初はこんなに長く(?)結婚生活が続くと思っていませんでした。

すぐに離婚しても良いから、とりあえず結婚はしておこう位の気持ちだったんです。

未婚30代より、離婚歴あり30代の方が世間的に扱い易そうと思っていたので(偏見ですが)。

 

ただ、そんな気持ちとは言え結婚相手に対して最低限の条件はありました。

それが

1、正社員であること

2、女性関係で私を悲しませないこと

の2点。

幸いにもそういう人と知り合う事ができ、思いの外うまが合って10年も一緒にいます。

 

私達の結婚生活は、交際期間が3ヶ月と短かった為に入籍直後から5年間位は喧嘩の多い日々でした。擦り合わせが必要だったんです。

本気で離婚を考えた事ももちろんあります。

 

その頃、ある(元)はてなブロガーさんと揉めましたがあれももう遠い記憶。

そもそもお相手のブロガーさんは記憶障害がありますので、その頃の事や私の事は覚えていないはずだし、この記事に気付きすらしないでしょう。気づいたなら「記憶障害は嘘なんだな」と私は思いますね。

 

私達の喧嘩喧嘩の日々が穏やかな日々に変化したのは、私がお酒をやめたからです。

それまでは本当にひどいお酒の飲み方をしていて、次の日には財布がすっからかんなんて事もよくありました(記憶は無し)。

休日には昼から友人と会って12時間近く飲んだりする事もありましたので、本当に尋常じゃない。

夫に迎えに来てもらった事もあるし、色々な面で沢山迷惑を掛けました。

30歳を超えた辺りからおかしなお酒の飲み方をする様になって、それをそのまま引きずって結婚したんですよね。実際、その酒の飲み方で過去に交際を断られた事もあります。

で、夫も耐えに耐えていたけれどある日爆発して「酒をやめろ!!」となり、私も限界を感じていたのでその日からピタリとお酒をやめました。それから4年間位は全くお酒を飲まず、今は付き合い程度に飲む様にしてます。

飲まないとお気に入りの飲食店が潰れるので(涙

 

お酒をやめたら体調不良の頻度が落ちて(虚弱体質には変わりはないけど)、ある程度ドタキャンの頻度も落ち、朝もちゃんと起きられる様になって生活が整いました。

身体がだるく無いので家事をする事も億劫ではなくなり、マメに家事をする様になりました。

 

あ!そうそう!

仕事もフルタイムからパートタイムに変えました。お酒をやめ、仕事もパートタイムに変えたので身体が楽で、精神的に余裕が出ました。

なので、夫に対して優しく振る舞える様になりました。

 

その頃、夫は窓際族を脱出する事が出来たんです。

精神的に余裕が出た私は、道に迷った夫のお尻を叩きました。

飴と鞭を使い分け、夫は仕事に対して再び熱意を持つ事が出来ました。

完全にいじけていた夫が、少し自信をつけるキッカケになった様です。

 

そしてこの10年間で私達にはかけがえのない家族が増えました。

猫2匹です。

私達夫婦は結婚2年目位に話し合いを設け、子供は持たないと決めました。

私発信の議題でしたが、夫の将来的不安要素と正に合致したため納得してくれました。

子供は持たないけれど猫か犬と暮らしたかった。

ペット可のマンションに引っ越したのを機に、猫を1匹迎え入れ、2年後には2匹目を迎え入れました。

この猫達は私が生きる事を支えてくれています。

この子達がいなかったら、多分私は生きる意味を見失っていたでしょう。

大袈裟ではありません。

私は猫達の為に生きているのです。

それがなければいつ死んでも良いんです。

 

そして昨年からコロナの影響により、夫が完全にリモートワークとなりました。

会社には昨年から1度も出社してません。

で、そうなると今のマンションの部屋では手狭って事で、全く別の場所にマンションを買いました。

思い切ったなぁと他人事の様に思ってますが、ローン返済が始まったら痛感するんですかね…。

マンションを購入するに辺り私にはどうしても譲れない点が2点あり、それをクリアした上に新築だったので、ほぼ迷わず契約しました。

来年からはそこで生きていく事になります。

 

さて、変化ばかりを綴ってきましたが、変化していない事もあります。

それは「私の実両親の不仲ゆえにこちらへ飛び火すること」。

現在、70歳を超えた高齢父母は家庭内別居をしております(かれこれ3ヶ月程)。

父から仲裁を頼まれますが、断っています。

1度やったらその後ずっとやんなきゃいけないし、母は子供達による仲裁など望んでいないから。そして父は、自分の非を認めないどころか何もなかった、お母さんの勘違いだと言い張りますので…。

両親もあと10年生きるか生きないかでしょう。

私はあの家を出ていますし、自分とは切り分けて考える様にしています。

「自分とは切り分けて考える」ことができる様になったのはここ最近。

人間、生きている限り修行です。

これからも成長し続けていきたい。

 

話がずれましたが、私の10年はこんな感じでした。

観てはいけないホラー映画「マーターズ」感想。

Twitterで、観た映画の感想を呟いてます。

「観てはいけない」とツイートしてしまったので、感想とネタバレを書いておこうと思いました。

「観てはいけない」と書いたのは呪い系とかそういうのではなくて、単純に残虐過ぎるからです。

 

マーターズ [DVD]

 

2008年公開作品。

原題も同じく「Martyrs」です。

意味は「殉教者」。

「犠牲者」という訳もありますが、「信仰の為に死ぬ」という意味が入ります。

 

【あらすじ】

1970年代初頭のフランス。

リュシーという少女が下着姿で彷徨っているところを保護される。

リュシーは激しい虐待を受けていた様だが性的虐待は受けておらず、リュシーの証言に基づいて調べに入った廃墟はもぬけの殻であった。

リュシーはショック状態にありそれ以上の話は聞けず、加害者はおろかその目的すら不明。

リュシーは児童保護施設で保護され、事件は未解決のまま時が過ぎた。

リュシーは最初は誰とも口を聞かず心を閉ざしていたが、施設内でアンナという親友を得、徐々に心の平穏を取り戻していった、かに見えた。夜な夜なリュシーを襲う「何か」以外は。

場面は変わり15年後。

幸せそうな4人家族は、朝食をとりながら朗らかな時間を過ごしていた。それを切り裂く様に響き渡る銃声。

そこには銃を持ったリュシーがいた。

助けてくれと叫び懇願するその声を無視して銃を撃ち続けるリュシー。

「あんた達がやった事を忘れない!」と叫ぶリュシーに対し、「知らない!人違いだ!」と叫ぶ家族。

家族全員を殺したリュシーは近くで待つアンナを電話で呼び出し、この夫婦に監禁されていたと伝えるが、アンナはリュシーが言っている事を信じられず対応に戸惑っていた。とりあえずリュシーを落ち着かせようとするのだが、アンナには見えない「何か」がリュシーを追い詰めている事をアンナには知る由もなかった。

 

 

 

上記あらすじに書いた内容が前半、そこから話が変わってくるのが後半になります。

 

この作品の監督であるパスカル・ロジェ氏はこの後「トールマン」「ゴーストランドの惨劇」という2作品を監督してます。

私は意図せず2作品共観ていますが、このマーターズが一番キツイです。

「トールマン」に至っては社会派サスペンスですので…。

女の子や女性が主人公で暴行を受けていたとなると大体性的虐待に結びつくのですが、この作品は性に関する部分はほぼありません。

ゼロではないけれど、性的虐待描写はゼロです。

 

以下、ネタバレです。

リュシーは保護された後、夜な夜な「彼女」に襲われる恐怖に怯えていた。「彼女」の存在はリュシー以外には分からず、アンナからはリュシーが自傷している様にしか見えなかった。

 

15年後、家族全員を殺害しアンナを呼び出したリュシーは、その場で再び「彼女」に襲われ首を切られて死んでしまった。アンナの目には自ら首を切るリュシーしか見えず、訳が分からないままにアンナは悲しみに暮れる。

その後、その家の地下室で鎖に繋がれた女性を見つけ救い出すが、いきなり現れた集団にその女性は撃たれ、アンナは捕まってしまう。その集団は「死の向こう」を探している信仰集団であった。

長と思われる「マドモアゼル」からその信仰の説明を受けるアンナ。そして、アンナは地下に監禁され、暴力を受ける日々が始まった。

毎日同じ大柄な男が降りてきてはアンナを殴る。

毎日同じ女が降りてきてはペースト状の食事をアンナの口に無理矢理入れる。

時間の感覚がおかしくなるまでその日々は続き、アンナは徐々に変化していった。

アンナが恐怖心を失い、自らの中に作り出したリュシーと会話する様になった頃、「その時」は訪れた。

遂にアンナは「死の向こう」を見たのだ。

最後の仕上げとして集団はアンナの「顔以外の皮全て」を剥ぎ取り、死なない様に液体の中に沈めた。

知らせを受けてやってきたマドモアゼルの耳元でアンナは囁く(視聴者には何も聞こえない)。

アンナが死の向こうに達した事を受けて、同じ信仰を持つ人間(お金持ちばかり)が集まる。

アンナから聞いた事をマドモアゼルが皆に伝えるのだ。

部屋で準備するマドモアゼルを呼びに行く進行係。

ドアの前でマドモアゼルに皆が集まっている事を伝えると、マドモアゼルはいくつか進行係に問いかけ、銃で自殺してしまう。

 

 

ここで作品は終わりです。

アンナが何を言ったのかは明らかにされません。

そこはあまり重要ではないんだろうなと思います。

 

この作品は「自分達のエゴの為に人権を無視する人々」が描かれています。

死の向こうが見たいなら、自分達がやれば良いのです。しかしやらない。

リュシーが子供の頃はまだ実験が確立しておらず、色々な方法を経た事が作品内で説明されます。長い間、少なくとも15年は、人権を無視した実験が繰り返されていた事が分かります。

 

信仰している人々は裕福な人達ばかりで、実験の犠牲になった人々は貧しい人達ばかりです。

もう使い古された術ではありますが、やはりこれは社会の構図を描いていると思います。

 

結果的に、マドモアゼルは誰にも何も伝えず自殺してしまう。アンナが何を言ったか全く分かりませんが、マドモアゼルを失望させるには十分だったのでしょう。生きている意味すら失わせること。きっと大した事では無かったのでしょうね。

 

裕福な人々が貧しい人々を虐げてでも手に入れたものは、結局そんな素晴らしいものではなかった。私にはそう取れました。

 

ツッコミどころは満載ですし色々と手落ち感はあるのですが、とにかく徹底的に暴力で塗り潰してしまうこの手法はある意味斬新。

貧富の構図を描くにしても、こんな描き方をしなくてもいくらでも描けたでしょう。

ここまで暴力を前面に押し出した作品は珍しい。大体はインパクトのあるグロに寄せがちです。

グロもありますが、グロより「痛い痛い痛い!!!!!」が強い。想像力の豊かな視聴者ほど観て苦しむ作品です。

 

フランスの作品って、映画にしても小説にしても「狂ってんな…」と感じるものが多々あります。感性が独特過ぎる。

 

因みにアメリカ版のリメイクも観ていますが、まぁー!リメイクはつまらん!!

リュシー死なないし、最後は背中の皮の一部剥がれただけだし。

もちろんそれだけでなく、とにかく睡魔との戦いでした。

リメイクは絶対にお勧め出来ません。

いや、オリジナルもお勧め出来ないんだけどね…。

映画ツイートまとめ その9

とりあえず現時点で最新まで載せられた!

やった!

自分で読み返してて忘れてる映画あるわ(;´д`)

また暫くしたらまとめます\(^o^)/