私は大学で国文学を専攻していたのだけど、積極的に「国文学が勉強したい!」と思って国文学科に入学した訳ではありません。消極的な理由で入学しました。簡単に言えば受かった大学の中でそこがまだ(自分の価値基準では)マシだったから。
とは言え国文学はそこそこ好きだったし、大学に入学して勉強していく内に更に好きになりましたので、後悔は全くしていないです。
ルイは大学時代に電子工学を専攻していて、プログラミングとか私にはよく分からない事に関しても詳しいです。それは良い。頼りになる。
ルイが常々言っている事があります。それは、「大学に文学部は必要ない。商学部や経済学部を除いて」というものです。ルイの主張としては、「過去を掘り起こす事のみに従事する分野は、発展がない」という事でした。ルイは「日本を経済的に豊かにする事に直結しない分野は、趣味の範囲でおさまるし、裕福な人達のものだ」と考えているみたいで、かなり辛辣に批判をします。ルイはお金持ちが嫌いです。
私はルイの主張を完全否定はしません。一部は理解出来ます。
ここまでが前提。
今日、録画したドラマを観ていたら、古典の授業風景がありました。何か私がポロっと言ったらルイが「古典なんて勉強する必要ないだろ。もういらない分野だ」と言ったんです。
私「古典は好きな人だけ選択して勉強したら良いと思う」
ル「好きな人だけって…もう勉強する必要がないだろ?」
私「じゃあ、ラテン語やヒエログリフも学ぶ必要がないと?象形文字も?」
ル「そういうのは、研究者が研究してるだろ」
私「だから、そういう研究者を目指す、勉強したい、好きである人が選択して勉強したら良いと思うってさっき言ったじゃん」
ル「うん…」
ラテン語もヒエログリフも象形文字も古典だよ(正確には古文か)。「古典」という言葉に脊髄反射で反応して否定するルイを見ていると、本当に古典に苦しめられたんだなぁいうのがよく分かります。
私も数学と物理に対して脊髄反射否定しない様に気を付けなければ…。