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単なる普通の変な人

よく変と言われるけど私は普通の人です。

鬱映画『わらの犬』を観た。

映画

深夜に民放で放送されていたのを無意識で録画していました。

録画した映画が大量にある為、時間のある時に観る事にしています。私は映画は小分けには観たくないので、一気に纏めて時間を取れる時に観ます。映画の途中で話し掛けられるのも大嫌いなので、1人の時で、且つ猫が丸々2時間寝てくれた時にのみ映画を観ます。最近は稀。

 

そんな稀な時間ができたので、聞き覚えのない『わらの犬』を観る事にしました。

少しでも興味を持ったら片っ端から録画している為、タイトルだけ見ても全く何に興味を持ったのか覚えておらず、とりあえず再生。

 

私が今回観た『わらの犬』は2011年の作品で、1971年に公開された(日本ではされてないのかも)オリジナルのリメイク版でした。

 

あらすじ。

脚本家のデビッドと妻のエイミーは、静かな環境を求めていた事、そしてエイミーの父が亡くなった事でエイミーの実家のあるミシシッピ州の片田舎にL.A.から引っ越してきます。

そこは所謂村社会という閉鎖的な所であり、都会から輝かしい経歴を引っさげて来たデビッドとエイミーは何かと目立ってしまいます。

それをあまりよく思わないチャーリー(エイミー元彼)率いる粗野なグループ(元アメフト選手)に、地味な嫌がらせを受ける2人。

それでも強く出れないデビッド。そんなデビッドに対して苛々を募らせるエイミー。

そんな状況で、話は進んでいきます。

 

観る人によっては全く鬱映画ではないかもしれませんが、私にとってはかなりの鬱映画でした。登場人物全員が(主人公夫婦含め)オカシイ。その町では乱暴な人間ですら風景の一部。それを目の当たりにしていながら都会風を吹かせて町に馴染もうとしないデビッドと、その町の事を分かりながらちゃんとデビッドに説明しないエイミー。

 

以下はネタバレ入ります。

 

 

 

エイミーは途中でチャーリー達にレイプされるのですが、そのシーンについて「エロい」と書いている人がいました(他サイトブログ)。

あんなに泣き叫んで身をよじって嫌がっているのに無理矢理犯される、それをエロいと表現できるその神経に驚きですが、このシーンはもちろん演技だし、演技である事をふまえればそういう風に見る男性もいるのかもしれませんね。少なくとも私は非常に不愉快でした。

 

この映画はジワジワと不快度が増していって最後に繋がるのですが、このリメイク版だけを観ると「はて?」と思う箇所が多く、それを最大限に想像力を働かせて補いながら観ると不快度がそこそこ増します。

そうして鬱映画になる訳です。

 

観終わった後にオリジナルについて調べてみたらオリジナルはもっと綿密に作られている様で、オリジナルのネタバレを読むとリメイクの「はて?」部分の謎が解けます。

そして当たり前の如くリメイクはオリジナルに遠く及ばない完成度の様です。これ以上不快な作品なのかと思うと、絶対観たくないですね…。ダスティン・ホフマン主演なのですが。

 

リメイク版の話に戻りますが、オリジナルに遠く及ばない出来上がり(らしい)の割には本当に気分の悪い作品でした。

後味が悪いってやつです。

オリジナル自体が不快を前面に押し出した作品なので当たり前なのですがね。

私は色々なものに影響を受け易いので、暫くはこの映画の影響で気分が塞ぎそうです。